変な家 面白かったよな??(映画見たやつ集合)
今、色んな意味で巷を騒がしている映画【変な家】
僕的にはマジで面白かったので。
何処が面白かったか共有したい。
(重大なネタバレが含みます。映画を見ないと何を書いているのか分かりません。)
ちなみに僕はYouTubeの中ではオモコロ、オモコロウォッチ、匿名ラジオ、ありっちゃありスパークをヘビロテしてる信者の為、勿論雨穴も大好きだ。
そんな僕が「変な家」のここが面白かったというポイント、ここは…という点をお伝えして行こうと思う。
ここが面白いよポイント①
夫の写真なのに刑事ドラマでホワイトボードに貼られている犯人の写真しかない。
主人公のYouTuber雨穴(アメミヤ)のところユズキという女性が行方不明になった夫を尋ねてやってきます。
その時にバックから取り出した写真が、よく刑事ドラマで登場するホワイトボードに貼ってある。青色背景のドアップ男性の写真。
なんで???
確かに、短いワンシーンで顔を覚えさせるならこの写真でも良いかのしれないが、見てる側としては「なぜ消えた夫を探すのに、こんないかにも犯人みたいな写真しか持ち歩いてないんだ??」と思わず笑ってしまうようなシーンでした。そもそもどうやって刑事はこの写真を現像してるんだ??
ここが面白いよポイント②
普通に血まみれの床
不自然な間取りの家。もしかしたらその中で殺人が繰り広げられていた!?
そんな物語の根幹をなすような重要事項。
この作品のキーマンである栗原も「殺人の家。まぁ、僕の想像ですけどね笑」と不敵な笑みを浮かべる。
この謎を解き明かすために主人公は陰謀渦巻く、変な家に乗り込むのですが。
「まさか…殺人が本当に行われてるわけない……」
問題の部屋ガチャ
床血まみれ!!
いや、床くらい拭いてゆけよ!!!!
ふざけんなよ!!
普通殺人をしたのであれば、その床くらい拭くよな??
何そのままで引っ越してんだよ!!!
というシーンが爆笑でした。
殺人があったかもしれないという。謎を残すことで成り立っている「変な家」が、普通に物的証拠ばかりでドシンプルに「殺害現場の家」になってたのが笑いました。
ここが面白かったよポイント③
突然のチェンソーばぁさん登場。
物語の終盤、逃げ惑う主人公一行。
変な家の正体に迫り、とある村の奇祭に巻き込まれてしまったのだ。
後ろからは怪しげな仮面を被った村人達が追いかけてくる絶対絶命!その時!
突然物陰の隙間からチェンソーを持ったおばあちゃんが登場!!
「うひゃゃゃゃ!!」ブォォォォォン!!
wwwwwwww
何が面白いてこのおばあちゃん。
初登場時には「寝てんのか?」と思うほどしょぼくれており、眠たそうにちょこんと座っているだけなのに。
そんなおばあちゃんが突然。瞳孔ガン開きチェンソーってパワフル過ぎんだろ。
余りの勢いに押され、手を叩いて爆笑してしまいました。
ここが面白かったよなポイント④
「俺は祈らない!!!!」と突然謎の問答を始めてしまう主人公
奇祭を信じる村人と対比するためか、主人公はそんな迷信に邁進するラスボス(?)と取っ組み合いになってる最中
「俺は!祈らない!!!」と叫び始めるのですが、終始再生回数しか気にしていなかったクール系主人公が、最後、突然少年漫画の主人公のようにフルスロットルでぶちギレてワロタ。
その他にも、
10年間陽の光を浴びさせずに育てた「月の子」による殺人でなければ成り立たない儀式のルールを村長自身がガン無視して自らの手で殺めてしまうガバガバ村長や。
カオナシみたいに「あーぁー」しか喋れない村人達が、異常な程、人探しが下手であったり。(しかも諦めがクソ早い)(早すぎて全然ドキドキしない)
突然犠牲になった慶太さんなど。
映画館で見るのも面白いですが。
友人数名と酒でも飲みながらNetflixで見るのが恐らく最高に楽しい映画だと思いました。
僕の#名刺代わりの小説10冊を紹介していく。【後編】(伊坂幸太郎作品多め)
#名刺代わりの小説10冊
幼年期の終わり/クラーク
あなたの人生の物語/テッド・チャン
向日葵の咲かない夏/道尾秀介
黄金風景(きりぎりす)/太宰治
ジェノサイド/高野和明
魔王・砂漠/伊坂幸太郎
恋文の技術/森見登美彦
掟の門(カフカ短編集)/カフカ
推定少女/桜庭一樹
変種第二号もおもろいよ!
— とうや(TOUYA)🐶 (@senzilife) 2020年5月13日
どうもお久しぶりです。(2回目)

前回に引き続き、私のTwitterの固定ツイートにある
#名刺代わりの小説10冊の紹介をさせていただければと存じます。
あんまりネタバレを含んでも仕方ないので、どちらかといったら超個人的な僕の思い出を絡めてのお話です。深い考察とかは出来ませんのであしからず笑
それではスタートです。
▼前編はこちら
もくじ
魔王 伊坂幸太郎
【あらすじ】
『魔王』(伊坂 幸太郎):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部 より
魔王とは何者なのか?魔王はどこにいるのか?
世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。
会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、1人の男に近づいていった。5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。
一番はじめに読んだ伊坂作品です。
タイトルからの強いインパクトを受け購入しました。当時の僕の本棚は
「魔王」「ジェノサイド」「ハサミ男」「虐殺器官」「家畜人間ヤプー」と凄いタイトルのものばかりだったので
当時付き合ってたいた彼女にはだいぶ距離を置かれていました。
そんな中二病真っ盛りな僕がタイトル買いしてしまった本作ではありますが、内容はとてもエンタメ要素に特化していて、非常に読みやすく初めて時間を忘れ夢中に読めた本でした。
伊坂作品あるあるだと思うのですが、日常の中に非日常を溶け込ませるのが本当に上手で、この小説を基に脚本を書いたら、きっと書き手によって「社会派な実写映画化」でも「超能力バトル漫画」でも通じると思います。
なんの変哲もないサラリーマンがある日突然、自分が念じた言葉を目の前の相手に話させる能力に目覚めてしまうところから物語が始まります。
主人公は初め、この能力を小さないたずらだったり、なにか人助けが出来ないかと考えましたが、よくある漫画の能力者に比べたら地味過ぎると次第に飽き始めていきますが、とあるきっかけを受け日本の政治システムに疑問をいだき
「この能力を使って街頭演説してる首相に下ネタでも言わせて辞任に追い込んだら、少しでもこの国を変えられるんじゃないか」と画策し始めます。
私はこの小説を読んで思ったのが、政治家が決してクリーンな理由のみで法案を提出するだけではないという点ですね。いきなり法律を変えると国民に騒がれてしまうので、少しずつ 少しずつ足掛かりを作るように細かい法案の変更をしていく、そんな描写が当時の(もしくは現在の)与党の動きと妙にリンクしており、この小説はただ、面白いだけじゃないぞという実感がありました。
ストーリのスピード感も秀逸で、流れるようにオチに持っていく感じが読みやすいです。
ちなみに続編も出ており、「隠蔽に次ぐ隠蔽」「一個人が国家に勝つなんて絶対に無理」という少しディストピアめいた内容となっております。
▼魔王の続編
砂漠 伊坂幸太郎
【あらすじ】
入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決……。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。伊坂幸太郎 『砂漠』 | 新潮社より
※実は以前Twitterでもこの砂漠に関してはツイートしてるくらい思いれがある。
学生の頃クラスメイトに「小説読んでなんの意味があんの?」と皮肉混じりで言われたので「これ読んでる振りしてるだけでな、実は全然読んでないの。カッコつけ…笑」
— とうや🐶 (@senzilife) 2021年2月3日
って冗談言ったら「マジかよ笑」って仲良くなった友人がいたんたんだけど。卒業間近で「なんでもいいから1冊貸せよ」と言われ→
高校の頃の仲の良かったメンバーでさんざん布教してた作品です。
ちょっと「四畳半神話大系」みがある作品でこれに同著作の「アヒルと鴨のコインロッカー」を足したようなお話となっています。
「春」「夏」「秋」「冬」そして「春」の5部構成となっており、主人公が入学した春からスタートします。いい感じに叙述トリックにもなっており、いろいろなエンタメ要素がふんだんに組み込まれた作品です。登場人物も5人と多いのですが、それぞれに個性豊かなメンバーとなっており、読みやすく一緒になって遊びたい気持ちにさせてくれます。
また、日常に非日常を溶け込ませる伊坂作品のファンタジー要素も一部入っており、一つ一つのお話が独立して読むのが楽しいものとなっています。
ただ、「青春」は明るいだけではなく暗い一面も持ち合わせているのが常です、ただ「人生の夏休み」を送ってきただけの彼らにも「辛い現実(砂漠)」の中を突き進まなければいけない日が次第にやってきます。そんな時に自分を支えてくれるのは苦楽を共にした大切な仲間達との大切な思い出だと教えてくれる作品です。
当時の僕たちも高校を卒業するにあたって未知の大学生活というある種の砂漠に突入する時に読んだ本でした。
僕はこの本と砂漠を読んで培った友人達との思い出を胸に抱えながら、大学を入学をしました。
■関連書籍
恋文 の技術 森見登美彦
【あらすじ】
京都の大学から、遠方の実験所に送られた男子大学院生が、友人知人に手紙を書きまくる。でも本当に気持ちを伝えたい人には、思うような手紙が書けなくて――。。恋文の技術|一般書|小説・文芸|本を探す|ポプラ社より
普通、森見登美彦といったら「四畳半神話大系」ですが当時はまだ読んでなかったんですよ!!
森見登美彦の作品で他に好きなのは絵本みたいな暖かさの中にちょっぴりほろ苦いストーリの「ペンギン・ハイウェイ」などがありますが、「恋文の技術」に関しては森見登美彦のストーリの構成力や表現方法の幅の広さなどにも度肝を抜かれた作品です。
まず、小説のストーリが主人公が書いた手紙の内容のみで進んでいくというユニークな点にあります。
- ③自身が以前に面倒を見ていた小学生の男の子に対しては優しい表現や漢字などをなるべく省いた理想の自分像をモチーフにした手紙(ここが全然事実に即してなくてメッチャクチャ面白いです)
- ④そして、作者自身にも、尊敬が出来ないなどの内容の手紙
- ⑤好きな女性への手紙
- ⑥一緒に森見登美彦から版権を奪おうぜなどの内容を妹へ宛てた手紙
などなど様々な手紙を主人公が送ることによって、ストーリが展開していきます。
手紙の返信の内容は明かされないのですが、読者視点からは各登場人物へ宛てた手紙を読むことが出来るため、ストーリの輪郭が分かるというものになっています。
四畳半神話大系と違った面白い所は手紙のやり取りのみでのストーリが進行していきますので非常にシンプルな内容となっており、コメディに振り切った作品です。
ノスタルジーはややかけますが森見登美彦さんの面白いところをシンプルに読みたいっていう人にはだいぶオススメです。
■関連書籍
掟 の門(カフカ短編集) カフカ
【あらすじ】
実存主義,ユダヤ教,精神分析,――.カフカは様々な視点から論じられてきた.だが,意味を求めて解釈を急ぐ前に作品そのものに目を戻してみよう.難解とされるカフカの文学は何よりもまず,たぐい稀な想像力が生んだ読んで楽しい「現代のお伽噺」なのだ.語りの面白さを十二分に引きだした訳文でおくる短篇集.二十篇を収録.カフカ短篇集 - 岩波書店より
カフカの短編集の中でも一番に好きなのは「掟の門」という短編です。
内容を簡単に紹介しますと巨大な門を巨人の門番が守っている描写から始まり、どうしても門を通りたい主人公が巨人に「門を開けてください、通して下さい!」と懇願し続けるのです。
巨人はダメだと一蹴しますが、男は諦めず門の前で懇願し続けます、そして何日・何年・何十年と時が過ぎていきとうとう男は白骨となってしまいました。
それを見た巨人が言います。
この門は鍵なんかかかっておらずいつでも開けられたのに
このお話から人生にとって行動力の大切さや、勇気とチャレンジがどれだけ大事かがわかります。
また、この男が本当に立ち向かわないといけなかったのは門番でも巨大な門でもなく、門の向こう側にある「今は見えないその向こう側の世界」です、いかに早く行動をするか、その大切さまでも教えてくれるそんな作品でした。
推定少女 桜庭一樹
【あらすじ】
直木賞作家の、初期傑作青春ノヴェル
あんまりがんばらずに、生きていきたいなぁ、と思っていた巣籠カナと、自称「宇宙人」の少女・白雪の逃避行がはじまった――桜庭一樹ブレイク前夜の傑作、幻のエンディング3パターンもすべて収録!!推定少女 桜庭 一樹:文庫 | KADOKAWAより
これは僕が大学生自体の頃、一緒に住んでいた、キャバ嬢の家に沢山あった本です。
実家から逃げるよに引っ越して来て、まだ家具もない彼女の家には本棚もなく、しかし沢山の本が床に並べられていました。
そんな中、手にとって読んだ小説がこれです、内容は児童虐待から女の子が逃げ続ける作品で、途中で知り合った自称宇宙人の不思議系の友達と一緒にこの大人が支配している殺伐とした世界を生き抜く内容となっています。
この宇宙人の子が最後まで宇宙人なのか否かはっきりとしない描写であったり、早く大人になりたい主人公達の心境も深く描かれています。
「大人になれるのは生き残った子供だけなんだよ」
そんな当たり前ですが、悲しい発言をしてしまう少女達の儚さや、好きな友達とずっと仲良く暮らしていきたい、でも出来ない。それは私が子供だから。はやく自由になりたい。そんな思いが詰まっている作品です。
今思えば、僕は彼女とこの小説の主人公の少女を重ねていたのかもしれません。また、彼女もこれは自分だとこの本を読んでいたのかもしれません
ジョージ・オーウェルの「1984年」に描かれていた「本当に偉大な本は自分が書いて欲しいと思えるものが載っている本だ」みたいなセリフがありましたが、まさしく「これは私だ」となれる本が一体いくつこの世の中にあるのでしょうか。
もしそんな本に出会えたのであれば、その本こそ一生モノの経験と言えるのかもしれません。
そんな本に僕も会ってみたいです。
■推定少女に近い作品
さいごに
長かったです。こんな簡単にまとめるだけなのにめちゃくちゃ時間がかかっちゃいました。
Kindle派の人もいると思いますが、本棚を眺めてみると、当時どんな気持ちでこの本を読んでいたのか改めて思い出すことが出来、なんとも言えない感覚になれるので僕のKindleデビューはまだ先だと思います。
Twitterの方では日々読了作品をアップロードしておりますので、そちらも確認をおねがいします。
▼Twitterはこちら
僕の#名刺代わりの小説10冊を紹介していく。【前編】(SF小説多め)

#名刺代わりの小説10冊
— とうや(TOUYA)🐶 (@senzilife) 2020年5月13日
幼年期の終わり/クラーク
あなたの人生の物語/テッド・チャン
向日葵の咲かない夏/道尾秀介
黄金風景(きりぎりす)/太宰治
ジェノサイド/高野和明
魔王・砂漠/伊坂幸太郎
恋文の技術/森見登美彦
掟の門(カフカ短編集)/カフカ
推定少女/桜庭一樹
変種第二号もおもろいよ!
どうもお久しぶりです。
今回は私のTwitterの固定ツイートにある
#名刺代わりの小説10冊の紹介をさせていただければと存じます。
あんまりネタバレを含んでも仕方ないので、どちらかといったら超個人的な僕の思い出を絡めてのお話です。深い考察とかは出来ませんのであしからず笑
それではスタートです。
もくじ
幼年期 の終わり
アーサー・C・クラーク
個人的には今まで読んだ本の中で一番面白いと思っているSF小説で、著者はあの『2001年宇宙の旅』を手掛けたSF小説界の神。アーサー・C・クラークです。
■簡単なあらすじ
ある日、世界中の都市の真上に巨大な円盤が降りてきます。人類はどうにかして対抗しようとしますが、全く歯がたたず、宇宙人達は人類に「人類同士の戦争と内乱」を辞めるよう呼びかけます。宇宙人達は人類が戦争を起こさない限り不干渉を誓うのです。一向に姿を見せない宇宙人による平和な統治が続き、人類は今まで戦争に割いていたリソースを全て、医療技術や教育制度の向上に注いだ結果、統治から数十年で人類は目まぐるしく程の進化を遂げることになります。やがて宇宙人達は同士討ち(戦争)をしなくなった人類に対して「ようやく幼年期が終わったな」と告げるのです。
どうですか?めちゃくちゃ楽しそうじゃないですか?
- この小説のおもしろポイントはまだまだ沢山あるんですが、上記のあらすじだけでもまだほんの序盤であり、この後のストーリーが大変濃厚なものとなっております。
- 宇宙人達はなんの目的があって地球に来たのか?
- 何故、人類の進化を促すのか?
- 何故、人類に姿を見せてはいけないのか?
小説自体は3部構成に別れており、中盤から終盤にかけて全く先が読めない展開へと突入していきます。宇宙人の正体がこの小説最大の伏線となっており読後の「やられた」という感情は今でも言葉では言い表せられません。宇宙人の正体が実は未来人だったなんてよくあるつまんないオチじゃないですよ。
また、この小説の初版発行が今から半世紀も昔の1953年というところも驚きの一つです。本当に良いものは古さを感じさせないと言いますがまさしくその通りだと実感しました。
▼作者のこちらの作品もオススメ
あなたの人生の物語
テッド・チャン
面白すぎる。
まずテッド・チャンの何がすごいって「あなたの人生の物語(短編集)」「息吹(短編集)」この二冊、合わせて18篇しかストーリーを書いていないのにヒューゴ賞、ネビュラ賞、シオドア・スタージュン賞、星雲賞など世界のSF大賞を20冠以上総なめしているガチのバケモンです。短編集といってもそのお話の構成の出来は凄まじく、きちんとした科学的考証を基に描かれているので、とても短編とは思えない情報量です。
■簡単なあらすじ(一部抜粋))
だいぶ長くなるので一番の有名作「あなたの人生の物語」だけ読んでいただいても結構です。
バビロンの塔
神話、バビロンの塔がモデルとなったお話、天まで届く塔の建設の為、男が何日もかけて塔を登る描写がリアルに描かれている。高すぎる塔の途中、独自に発展した文化や経済が細かな描写で表現されている。「建設工具を塔の上から落っことしてしまったら、また次のキャラバンがくるまで何日も待たないといけないが、人間は塔には沢山いるので道具を落とすより人間が落ちる方が工事の進捗は遅れない」そんな会話がとても印象的。
理解
不慮の事故により、脳に深刻なダメージを追ってしまった主人公が、万能細胞を脳に移植する実験的なオペを受ける所からストーリーが始まる。万能細胞の影響で脳のシナプスが常人の数倍活性化され、情報の処理速度が格段に上がり脳内シンギュラリティーが起こる。最初はその情報量の多さに発狂と覚醒を繰り返す主人公だったが、次第に慣れていき、その優れた頭脳を使って、企業をいくつも買収していく。
しかし、ある日突然、自身が所有している企業の経営がいくつも傾き、疑問を覚える主人公。その傾いた企業の頭文字を揃えると、とあるメッセージが…「自分以外にも万能細胞を注射した人間が存在する」天才VS天才の頭脳戦が始まる!
てな感じのストーリーです。「今の人類の文字には無駄が多すぎる」と自身の思考を具現化する為に文字の開発を自身で行っちゃうあたりがマジでヤバいなと思いました。
顔の美醜について
実際に著者のフィールドワークに基づいて書かれた近未来SF物、全世界様々な美的価値観がある中、共通して美しい顔とされているものが何かご存知ですか?それは…
映画化もされた近代SFの名作。人類と宇宙人のファーストコンタクトを描いた作品だが特記すべきはそのコミニケーション手段の難しさである、概念も姿形も異なる宇宙人に対して共通の認識を持ってもらうにはどうすればいいのか、言語学者が試行錯誤を繰り返すという話、一から宇宙人の言葉を考えたりなど徹底的な科学考証の基に描かれているので大変細かい演出となっている。
宇宙人が人類とは姿形が異なる為、文字やそれに伴う構文の概念も異なる。この考えは完全に盲点でした。
▼根強いファンが多く、度々youtubeにて解説動画が上がっているほどです。
いかがでしたでしょうか。テッド・チャンに関しては短編集といってもそのストーリーが濃厚な為、一冊で記事が一つ書けてしまう程です。各お話ごとに全くテイストが異なり作者の知識の幅の広さが伺えます。
▼作者のこちらの本もオススメ
向日葵 の咲かない夏 道尾秀介
はい、突然SFじゃなくなるんですよ。
道尾秀介の代表作の一つですね。友人からのオススメで同作者の「光媒の花」を読み「あ、この人の文章好きかも」と代表作を読んだらこれがまた、楽しかったんでお気に入りの一冊です。可愛らしい表紙に完全に騙されて購入をしてしまいました。
■簡単なあらすじ
10歳の少年ミチオと3歳の妹ミカの目線で物語は進行していきます。内容としてはミステリー・ホラーといった塩梅です。
ある夏の日ミチオは親友のS君が首を釣って死んでしまっているのを目撃します。急いで警察を呼びますが戻る頃には死体は消えており、その数日後、S君の生まれ変わりだと名乗る喋る蜘蛛と出会います「僕は殺されたんだ」。ミチオは蜘蛛となってしまった友人の言葉を信じ、身の回りの怪しい大人たちを捜査していくお話です。
序盤は良いんですよ、序盤は。
初めは幼い妹と喋る蜘蛛の少年探偵団的な展開が楽しかったんですが、街中で相次ぐ動物の不審死(描写がめちゃグロい)やミチオとミカの母親の精神疾患など次第に雲行きが怪しくなっていきます。ホラー要素も強く、日常の子ども達の中に敢えて「狂気」を混ぜることでその異常さが際立って行きます。また最後の大どんでん返しが凄まじく叙述トリックの最たるものを垣間見ました。感覚としてはグロ描写は乙一に近いものがあり、苦手な人は注意が必要です。

伝わるか微妙ですが、ゲーム『ぼくのなつやすみ』のバグである幻の32日目に突入してしまった感覚に似ています。次第にどんどん『真実』という名の『狂気』が現実世界を侵食していく感覚です。
▼作者のこちらの本もオススメ
黄金風景 太宰治
大好き過ぎて以前、僕が他の記事で感想文を書いた作品です。高校の現代文の教科書に記載されており、授業そっちのけで読んでいました。(そんなんだから国語の成績は良くなかったです)
■簡単なあらすじ
名家の生まれの主人公の青年は現在、家を追い出され見知らぬ土地で世捨て人のような生活をしています。そんな青年の元に一人の警察官が訪れた所からお話が始まります。
警察官は住民票の確認をしている最中で青年の素性に気づき、「私の妻が以前、貴方の家で奉公をさせていただいていた、良かったらその妻に会ってやって下さい」とせがまれます。青年は幼き頃とても傍若無人な性格をしており、奉公に来ていたその女性を虐めていたのです。あまりにもバツが悪い上に今の自分の落ちぶれた姿を見せられるはずも無く断りますが、警察官に押し切られて…
因果応報の勧善懲悪でもなければ、胸くそ悪い展開でもない、わずか6Pにここまで心理描写を織り込めるなんて、全く流石の太宰先生!ってな感じの作品でした。最近ではKindle版では無料でダウンロード出来るみたいなので是非です。最後の爽快感を未だ超える作品に出会っていません。人として何が一番大切か教えてくれる作品です。
ジェノサイド 高野和明
やっぱり人間が一番怖いんだなぁ系のお話です。
傭兵のアクションシーンが多く、伊藤計劃の『虐殺器官』が好きな方なら間違いなく好きだと思います。また、引用文献の数も豊富で実にアカデミックな内容となっています。ジャレッド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』などにも一部重なるシーンがあります。科学的考証とハリウッドのようなド派手なアクションをハイブリットさせた最強のエンタメ小説です。
■簡単なあらすじ
創薬科学を専攻する大学院生の古賀研人と特殊部隊出身の傭兵ジョナサン・イエーガーこの二人の視点でストーリーが展開していきます。
研人は急死した父から送られてきた不可解なメールを手がかりに父の遺産である謎の研究施設にたどり着きます。「父はいったい何を研究していたのか…?」
一方その頃、ジョナサンイェーガーは難病に冒された息子を救う為にある極秘依頼を受けていました。事前に明かされた内容は「人類全体に奉仕する仕事」という内容の暗殺作戦とだけ、戦争状態にあるコンゴのジャングルに突入するが…
というものです。まぁ平たく言えばそのコンゴのジャングルに全人類を揺るがしてしまう程の何かがいるから「暗殺してこい」とアメリカの大統領から命令を受けたって感じなんですよね。
小難しい科学的考証は全部、日本人院生の研人君が分かりやすく説明してくれるので、ジョナサンの派手なアクションシーンに集中出来ますし、科学的な話は一旦おいておいても作品自体がしっかりとしているので充分楽しめます。(僕でも楽しめたので余裕です)
アイアンマンとかってあれめちゃくちゃロジカルな内容じゃないですか、でも派手なアクションと楽しい脚本があるからアイアンマンがどんな技術で空を飛んでいるんだろうか?なんて考えなくても最後まで見れるじゃないですか。まさしくそんな感じです。

人類の進化と差別
少しネタバレですが、こちらの作品のテーマは明らかに「進化と差別」です。描写の中に人類が戦争を行う理由が説明されているシーンがあるのですが、「戦争とは両者の力関係が均衡している際には起こり得ない、力が無いものが侵略を受ける侵略戦争か、もしくは力(ここでいうと資源や技術)が無いものが力を略奪をしようとする略奪行為しか存在しない(だいぶ意訳)」生き物の中で唯一同種を虐殺するのは人間しかおらず、もはやそれは人間の特性だろうという内容のものです。(勿論、諸説あり)
現人類以外にもかつては沢山の猿人達が肩を並べていました。しかし、何故、現在は人類一種しかいないんでしょうか。中には人類より脳の体積が大きい種であったり、体長が平均2メートル近い種まで存在していたのにも関わらずです。
恐らくですが、現人類が持つ最も根幹にある特徴は「自分とは違う姿形の物を嫌い、滅ぼす。」これがあっただけなのでは無いでしょうか。これは子どもながら読んでいて当時は衝撃を受けた内容でした。
過去の人類史が物語っている一つの事実ではありますが、もし仮に新人類が誕生したとしたら現人類の滅亡は免れないと語っている科学者も中には存在します。人類史はいくつもの文明同士の衝突を描いて来ました。しかし決まって滅ぼされるのは「文明レベルが劣っている先住民族達です」そんな特性をもつ人類に対してより進化した新人類が生まれてしまった場合、同じことが繰り返されるだけといった内容です。
また、主人公の研人の親友が朝鮮人の設定もあり、日本と彼の国間の微妙な関係についてもだいぶ痛いところを指摘されている箇所があります。読者に関しても「人間の特性って差別とかなんか~」と漠然に読んでいたら、「身近にもいますよね?差別する人?どっちが悪いかとかどっちが最初に手を出したとかではなく、ただ嫌悪する人たち」と突然、現実味のある返しを受ける内容になっています。
作者も少し、映像化を視野に入れていたらしく、ハリウッド映画の様なアクションと日本の刑事ドラマの様なミステリー要素を巧みに掛け合わせている作品で、その完成度の高さに驚かせられます。未だにエンタメ小説ではこの作品を超えたものは僕の中ではまだありません。
▼ジェノサイドに似ている作品
▼引用文献に近しい作品
五冊を紹介してみて
ぱぱっと書き上げるつもりがめちゃくちゃ長くなってしまい、気がついたら2回に分けることを決意する形になってしまいました。10冊を紹介していく!とか言って「ジェノサイド」の文庫本はバリバリの(上)(下)に別れているんですよ。焦ってハードカバー版の方を見つけて来て「はい、セーフ」ってしました。大人をなめるなよ。
それでは後編は今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
【東京都内ブックカフェ】最新オシャレなブックカフェ特集

超お久しぶりです。
千字lifeのとうやです。今回は私がこの一年間で足を運んだ都内のオシャレなブックカフェを紹介したいと思います。(iPhoneで撮影)
もくじ
- ハリー・ポッターのような世界観
アール座読書館 高円寺駅 - バーのような大人の本屋さん
Brooklyn Parlor SHINJUKU 新宿駅 - レトロな雰囲気を味わえる
イココチ 東高円寺 - 岩波文庫ファン必見!
神保町ブックセンター 神保町駅 - THE下北沢って感じ
いーはとーぼ 下北沢駅 - 泊まれるブックカフェ最高の夜ふかし体験
BOOK AND BED TOKYO SHINJUKU新宿駅
アール座読書館 高円寺

まるでハリー・ポッターのような世界観の中で読書をしたい貴方にはこちらのブックカフェがオススメです。
コーヒの他にも様々な飲み物やハーブティーが用意されており、見て楽しい、味わって楽しい場所となっております。

各席に水槽か観葉植物が置かれているので常にリラックスした気分で読書が出来ます。
また、席が一席ずつ区切られた設計になっているので勉強・仕事をするのもかなり集中出来ると思います。なんかここで勉強してるだけで魔法を勉強してるみたいでワクワクします笑

ちなみに私語厳禁となっておりますのでカップルや友達と行く際はお気をつけ下さい!
所在地: 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3丁目57−6

Brooklyn Parlor SHINJUKU 新宿駅

新宿のとあるビルの地下にあるブックカフェ。こちらではなんとお酒まで振る舞っております。
スタイリッシュな雰囲気の店内にはバーカウンターもあり、デートで活用されている方も多かったです。
このお店のオススメは本場アメリカ風のハンバーガーセット

取り扱っている書籍はポール・オースターなどの著名なアメリカ文学が主で、他にはジャズやミュージックに関する書籍を多数取り揃えています。


所在地: 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目1−26 新宿マルイ アネックス B1F

イココチ 東高円寺

東高円寺の駅を住宅街に少し行ったところにあるレトロな雰囲気のブックカフェです。全体的に落ち着いた印象の店内でお店で食べられる手作りケーキやクッキーの方が地域では有名みたいです。

店内で閲覧できる本はどちらかというとサブカルチャー、アート関連の方が多い印象で少しレトロポップな印象を受けます。


所在地: 〒166-0012 東京都杉並区和田3丁目57−5

神保町ブックセンター 神保町駅

岩波文庫ファンの皆様お待たせしました。岩波関連の書籍しか扱っていない岩波文庫公式のブックカフェとなります。
実用書、政治経済、教育、地理、人類史、純文学など大変教養高い印象の本をメインに扱っている店内はもうそこにいるだけで頭良い気分になれそうです(バカ)

店内ではカフェテリアやフードメニューも充分に揃っており、コンセプトととして”本が読めて変える喫茶店”を目指しているそうです。

所在地: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目3−1 1F・2F・3F 岩波書店アネックス

いーはとーぼ 下北沢駅

一見さんには一番仕切りが高い印象の元祖ブックカフェを彷彿とさせる味のあるの喫茶店です。
店内は古書+一部新品の書籍を扱っているといったラインナップで突起すべきはとにかく本の数が多いいところです。


また、マスターの卓越された技術による珈琲が何たる美味しさか、ますます読書に読み耽ること間違いなしです。

店主のオススメ書籍の紹介や、いーはとーぼを訪れたお客さん達の間で交わされる交換日記を読むだけで自然と温かい気持ちになれます。

窓側の席に座れば下北沢の街並みを眼下にゆったりと風にあたりながら読書を楽しむことが出来ます。
所在地: 〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目34−9 第1トキワビル 2F

BOOK AND BED TOKYO SHINJUKU新宿駅

最後は新宿にある泊まれるブックカフェこと

初っ端から驚かせられたのが店内のオシャレ過ぎる雰囲気。何食えばAKIRAのページを天井から吊るそうって発送に至るのか謎でした。

椅子兼本棚、ベット兼本棚などとにかく無駄の無い設計で何処を見ても「本、本、本!」と本好きにはたまらない空間となっています。

そして消灯時間。

勿論、眠れるはずも無く読書続行。

気がついたら朝でしたが、きちんと朝ごはんも出るから安心でした。

広い窓の眼下に見えるわ朝焼けに輝く歌舞伎町とおよそ龍が如くでしか見れない景色を目に焼き付けて、朝日がやけに目に染みたのを覚えています。(単なる眼精疲労です)
こういったお金を払ってする夜ふかしもたまにはいいかなと思いました。
所在地: 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 歌舞伎町APMビル8F
※現金不可、クレジットカードしか使えないので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。どの喫茶店もとてもオシャレでしたね、こういった情勢にも関わらずお店を開いていただけるのは本当に感謝の気持ちでいっぱいです。感染予防対策をしっかりと取り僕もまた行きたいなぁ思っていますので、皆さんも良かったら足を運んでいただけますと嬉しい限りです。余力があれば今度はオシャレな本屋さん特集をやれればと思います笑
それではまた。
天才すぎる天然発言特集。「ビートたけしと北野たけしってなんか似てませんか?」

どうも千時Lifeのとうやです。
僕の友人はとんでもないバカ発言をする天才ばかりなので今日はその中でこれやばいなぁ…笑
と個人的に思ったのを何個か発表したいと思います。それではどうぞ。
個人的にはBGMは湘南乃風の黄金魂とか流して欲しいです。もうテンションで読んじゃってー!
■大学時代の頃これから夏休みに入る友人が言った間違え発言。
「お前さー、サマーディスカッションはどこ行くの??」
サマーディスカッション???
多分Summer vacationが言いたかったんでしょうか。
一瞬、友人がディベート部の強化合宿でも夏に行くのかと思って「お、おう頑張って」ってめちゃくちゃチグハグな解答をしてしまったのを覚えています。
■年末年始に酔いが回った友達の発言。
「あぁー俺もSuchmos(サチモス)に入りてー!」
と突然真顔で言い始めたので
「いや無理だよ。」と冷静に友人を止めたら
「あぁー俺もサシで(お前と)呑みてぇー!」
って言ってたらしい。
ごめんて
■中学の頃の英語のテスト
英語の先生「渡辺くんこれなんだけど」
渡辺「はい」
テストの答案を見せられる。神妙な面持ちの先生
先生「”そこに犬がいました。”って英語で書いて言ったよね。」
渡辺「はい」
先生「”それは犬だったモノです。”って何これ。」
僕「今俺達の前には一体何があるって言うんだよ。怖ぇよ」
■同僚
同僚「求人広告のキャッチ考えました!!」
上司「おぉ!本当か見せてくれ!」
同僚「時給が高いけどスキルよっては更に上がるって点を重視しました!」
『時給MAX2,000円から!』
上司・僕「どっち…????」
■彼女
「なんだっけ〜あれ、とうや、あれなんだっけ〜どうぶつの森のキャッチコピーなんだっけ??」
「いでよどうぶつの森だっけ??」
「なんでそんな斬魄刀みたいになるの。」
■先輩
カラオケで「今日も調子いいですねー!!」ってよいしょしたかったらしいんだけど
「部長!今日も調子乗ってますねー!!」って言い放って空気が死んだことがおります。
■性癖
友人「この漢字(性癖)ってなんて読むの??セイグセ???」
■スーパーで買い物中の僕の発言
「あれだよ!あれだよ揚げ揚げ(天かすのことを言いたい)」
彼女「……??…パ....パリピ……??」
■友達の妹
「あの…ずっと前から思ってたこと聞いてもいいですか?ビートたけしと北野たけしって何処か似てませんか??すみません私ったらいきなりこんな変な質問して。」
「お前マジで言ってんの??」
引き続きよろしくお願いいたします。
▼読書感想文
▼その他のヤバイ人
理科の実験中にガスバーナーでエロ本燃やしたらボヤ事件になった話。

どうも千時Lifeのとうやです。
この前ですね。Twitterでどのお話聞きたい??っていうアンケートを撮った結果なんとこのお話が1位を取りましたので書いていこうと思います。(パチパチパチ)

これは僕のヤバい話がかなり渋滞を起こしている中学生時代の頃の話ですね。
この時は巷ではクローズZEROが大流行しており、当時の中学生達はその熱に当てられてみんなクソヤンキーになっていました。

そんな激動の厨二時代を生き抜いた僕の話です。
何となくこのお話は鬼束ちひろの月光を聞きながら読むことをオススメします。すごい壮大なるので是非お楽しみ下さい。
僕の中学時代にかかせないのは

なんたって矢島くん(仮名)でしょ。(笑)
彼は本当に金さえ払えばなんだってやってくれる、ガッツ隊長もビビる傭兵みたいな男でした。
矢島くんにはおおよそ危機感というものがなく、命の危険をかえりみずに報酬さえ与えれば必ず実行するという。ヤンキーとはまた別種の問題児でした。彼の功績をあげるだけでも記事がもう二、三本かけてしまう程のキャラの濃さでしたがここでは一旦割愛としておきましょう。

これは僕達が中学生の頃、キノコと呼ばれているいじられキャラの男の子の鞄からエロ本を見つけた事からこの物語は始まります。
すこし校則が厳しい学校であったので、授業に関係ない持ち物ましてやエロ本なんかを学校に持ってくるなんて当然ご法度でしたが、何をとち狂ったのかキノコはこっそりと兄から盗み出したエロ本を学校に持ってきておりました。
キノコはむっつりスケベの気質があり、テストを集める時、何故か机がベットベトに濡れていた事件を起こし
お前テスト中なにしてたの???
ってナチュラルに挙動がおかしい問題人物でした
■お前これが何だか解るか?
事件は理科の実験でガスバーナーを使った時に起こりました、僕と矢島君は同じチームで真面目系な女の子を盾にこっそりと話していました。
すると矢島君がニヤニヤしながらエロ本を取り出すのです。
僕「お前!それって」
矢島「キノコの鞄に入ってたww」
キノコは僕達とは違うチームの少し離れた席に座っています。
矢島君はキノコにそのエロ本を無言で見せつけます。
理科の先生は大変怖い先生で少しでも騒ぐもんなら廊下に首根っこ掴まれて放り出されるめちゃくちゃめんどくさい人でした。
クローズZERO憧れてるのに誰も問題起こさないの可愛いですよね(笑)

矢島君が小声で「お前これが何だか解るか?」
とニヤニヤキノコに見せます。
キノコの表情はみるみる青ざめていき
(ちょー)と声をかけそうになった瞬間
先生が公式を書き終わりこちらを見渡します。
動けないキノコ
ニヤける矢島
どエロいエロ本
また黒板に公式を描き始める教師

なんかドラマの24見たになってきましたがここで矢島が暴挙にでるのです。
■燃やすか。
矢島「これアイツの目の前で燃やしたら笑えるよな(笑)」
悪魔かな?????
ただでさえ僕達に学校にエロ本を持ってきていることがバレて死にたい状況なのに更に火をつけて追い詰めようと言うのです。さすがにこれには僕も
僕「いきなり燃やすのは危ないから、細かくちぎりながら徐々に燃やしていこう(真剣)」
バカかな????
そうなんです、当時の僕は変な所が真面目で、え?そこ違くない??って常人なら気づくことも気づかないタイプの人間でした。
「それはそうだ」と矢島君はページを細かくちぎりながら端からもやしていきます。

エロ本を燃やす為に生まれてきた訳じゃないだろうに、こんな物のために生まれたんじゃないってガスバーナーから鬼束ちひろさんみたいなセリフが聞こえて来そうですが僕らは一心不乱にエロ本をちぎり燃やし行き始めました。
エロ本をちぎる度にキノコがガサッと少し立ち
理科の先生に「どうした??キノコ???」と呼び止められ「いぇ…」とか言いながら座り始めます。
矢島くんはとにかくキノコを弄りたい。
僕はエロ本をどうすれば先生にバレずに燃やしきるか自分を試したい
という奇跡のwin-winの関係でこの共同プロジェクトは進行されていきました。
細かく切れ端になったエロ本はガスバーナーの青い灼熱に熱され、少しの火花をあげると先端から灰になっていきます。まるで生命の誕生そして死を輪廻転生を繰り返す業のようなその光景に僕は身を震わせながらエロ本をもやしていきます。
先生から僕達を守る盾となってもらってる女の子達も嫌な予感を察したのか1度もこちらを振り向きません。まるで振り向いたら負けのようだと思っているようでした。

■火の鳥
そして終劇は突然来ます。
キノコが立ったのです。
理科の先生は驚きました。僕も驚きました。
キノコ!!お前!!
先生「キノコ…どうした??」
キノコ「いや!あの、いや!!!!」
エロ本を持ってきたなんて言えません。
いきなり授業中に立って挙動不審な発言を繰り返すキノコに怒りの沸点がドアの段差ほど低い先生はぶちギレました。
先生「おい、お前座れ。」
キノコ「いやでも!とうやくんが」
え、俺??????
巻き込むなや
先生「お前ちょっとこい」
キノコが先生に首根っこを掴まれて外に連れていかれます。
バイバイキノコ…🥺
その時
「アッツ……!!」と矢島君が
先生がキノコを連れようと夢中になっている中、焼却を焦りちぎらずに直接エロ本を炙ってしまったのです。
凄いですねエロ本を炙るって表現、もう二度と使いませんよ、こんなアホな日本語。
両ページ開いたエロ本が鳥のように空を羽ばたきます。しかもそのページは漫画の神様手塚治虫が残した普及の名作「火の鳥」の如く神々しく燃えています。
突如どして、教室のど真ん中でまい起こった小火災に先生は一瞬目を丸くして、キノコの首根っこ掴みなながら
「矢島ぁぁぁぁ!!!!」
と叫びました。つい腕に力が入ってしまい。キノコの首が締まります。
キノコ「先生!先生!!センセイ首!!!!」
これが世にいうキノコエロ放火事件の全容です。
キノコが別に炎上させた訳じゃないのに、サラッとキノコが学校にエロ本持ち込んでたのバレて可愛そ過ぎですよね(笑)
PS.誰も怪我しなくて良かった。
▼その他の中学のエピソード
▼読書感想文
【読書感想文】ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)を読んで
どうも千字Lifeのとうやです。
めちゃくちゃ更新頻度落ちてますねぇ
すみません。
あげていきます。
本日は伊坂幸太郎の不朽の名作
「ゴールデンスランバー」についてまとめていこうと思います。
勿論、評論家とかではないのでザックリです。
よろしくお願いいたします。
■登場人物

青柳さん
この作品の主人公、めちゃくちゃイケメン。宅配業をしていて佐川男子みたいな感じ、2年前偶然配達に行ったアイドルの家で強盗に入ってた男を撃退して、世間ではちょっとした有名人

出典:HUNTER×HUNTER/集英社
森の精霊
青柳さんの大学時代の友達、よく「森の声が聞こえる」と予言めいたこという奴、ちょっとヤバイ人。妻子がいる。

樋口さん
美人。青柳さんの元カノ今は他の人と結婚して娘がいる。

三浦
連続殺人鬼、通り魔、彼のせいで仙台がセキュリティーボットだらけになる。指名手配犯。

出典:スターウォーズ
セキュリティーボット君
仙台中を監視するロボット、彼の近くの通話記録を全て抜き取る事が可能で監視カメラも内蔵さている。1年前仙台中を恐怖の渦に突き落とした通り魔を捕まえる為に実験的に仙台に大量に設置された。

金田総理
開幕速攻で爆発し死亡。
■ザックリ紹介
青柳君は大学時代の友人『森の精』より呼び出しを受け、地元の仙台で食事をして楽しんでいると突然、意識を失い、気が付いたら路地裏に止めてある森田の車の中で目を覚まします。
「ここは…?」青柳は寝ぼけまなこをこする。
「目、覚ましちまったか…俺はある男に頼まれてお前の飲み物に睡眠薬を入れていたんだ、そしてここに放置するように頼まれていた」
「なんでそんなことを…お前はいつも俺を助けてくれたじゃないか。俺が前に痴漢の冤罪被害にあいそうになった時も、偶然居合わせて助けてくれたじゃないか」
森の精霊はいつも「俺には森の声が聞こえるのだ」と発言して予言めいたことをいう。
「あれが偶然だと思うか?俺はある日、お前を痴漢から救うようにと指示を出されていたんだ、痴漢被害を訴えた女も全員グルさ、俺は妻や子どもの為にお前をハメるよう脅されたんだ、お前このままだとオズワルドにされるぞ」
「な、なんやてぇ…!」
※こんな感じで始まります。すみません、セリフはうろ覚えのザックリです。
この直後に仙台市内でパレードに参加してた
金田首相が爆死
タイミングを見計らったかのように警察たちが青柳を包囲して発砲。
初手で完全に犯人にしたれらてしまった青柳は逃げ切れるのか。
この小説の面白いところは場面展開の俊逸さですね。
まず第一章で『青柳の元カノが友人と呑気にパレードを見ていると首相が爆死する』という一般市民目線で物語の冒頭が描かれています。
その次第二章でいきなり場面が大きく変わり『この首相暗殺事件から20年後、この事件を取材したライターの記事』視点で物語が大きく前進します、その記事の内容は
『今じゃ誰も青柳を犯人と思っていない』
『青柳は既に死んでいる』
『警察も含め当時の関係者は事件後ことごとく死亡している』
などの、もはやネタバレやんって思う情報がぶち込まれています。
第三章では病院に入院する3人の患者がテレビで青柳の逃走劇をニュースでみているというもの、実はここで流れるニュースの『逃走中の青柳の犯罪』や『警察が公表した青柳を犯人とする物的証拠』の全て警察による捏造であり、いかにニュースが権力者の都合によって書き換えられているかわかる場面となっています。
第三章は首相暗殺から三日後に青柳が警察の前で手を挙げて投降するシーンで終わっています。
TVショーでの逃走劇の終わりを描いています。
いいですよね。こう一つの事件をいくつもの角度から事前に説明してもらえると大変読みやすいです。第一~三章を見て
・(あ、このお話は三日で終わってしまうんだ)とか
・(青柳死んじゃったの??)とか
・(なんで20年経った後、青柳が犯人ではないと通説になっているの?)
などの疑問を残しながら、第四章青柳逃走編が始まります。
もう既に結末が見えているのに、あの手この手で逃げ続ける青柳のスリリングな逃走劇
それと並行して青柳の無実を信じかつての友人と共に行動する”一般市民”の元カノ樋口のダブル主人公で展開していきます。
めちゃくちゃムネアツです。
じつは後々に分かってくるのですが三章の病人も後々このお話の根幹に関わってくる伏線の役割を果たしています。
「オズワルドになるなよ?」って忠告してくれた青柳の親友森の精霊は
青柳を逃がした直後、残念ながら愛車もろとも警察の手によって
爆殺されてしまいます。

■隠蔽が怖い
この小説の怖いところは何と言っても権力者の隠蔽工作です。
・森の精霊や電車内でのサクラを使い、青柳を痴漢の犯人に仕立て上げ、それをニュースで公表することによって世間一般から青柳の信用を失わさせる
・青柳のそっくりさんを整形で作りだし、犯行に使われたヘリコプターのラジコンをわざわざ監視カメラの前で購入させ状況証拠を偽装する
・セキュリティーボット君を使って一派市民のデータを全て抜き去る。
・事件関係者がほとんど後に殺されている。

■オズワルドって誰
森の精霊の最後のセリフや逃走中、青柳の青春時代を何度も振り返った際に現れるオズワルドこの作品を読むにあたって大事なキーマンとなってきます。
これ僕も知らなかったでんすけど、オズワルドとはケネディー暗殺事件の犯人の名前です。この犯人はケネディー大統領を暗殺後、すぐさま逮捕され、「俺は無実だ」「はめられた」と発言していましたがすぐさま拘留され(この拘留期間の調書は何故か残されていない)後に刑務所に移送直前にルビーという男に射殺されてしまいます。
マフィアともつながりがあったとされたルビーが何故こうも警察署内部に入り込まれたのかが不明で。こういった謎がオズワルドの単独犯説を否定し続け未だに「彼は何か大きな陰謀に巻き込まれたのではないか」という疑念が残っています。

■ゴールデンスランバーの意味
ケネディー同様、実は暗殺されたのでは?と疑われている世界的アーティスト、ジョンレノンも反戦を訴え過ぎた為に暗殺されたのでは?と言われています。ジョンレノンを殺害したチャップマンという男はジョンレノンを殺害した後、警察が駆けつけて来るまでの間、道路で逮捕されるまでサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を立ち読みして警察が来るのを待っていたそうです。
何してんだあんた。

その他にも、殺害される前に本人が「殺されるかもしれない」と友人に漏らしていたり、殺害理由も不明な点が多く、チャップマン逮捕時に彼は巨額の大金を持っていたこともあり、実は誰かから殺害を依頼されてたのでないかという説があります。

そんな陰謀渦巻くジョンレノンですが、彼が残したアルバムの一つ「アビイ・ロード」これのジャケットクソ有名ですよね。この横断歩道とか世界で一番有名な横断歩道とか言われているみたいですよ(すげぇ~)
この歌詞には頻繁に「昔、そこには道があった、故郷へ帰る道が」とあり、この過去系から「行き場所がない」「迷っている状態」という当時の解散寸前のメンバーの心境が描かれているそうです。
詳細は僕より詳しくまとめている方がいらっしゃいますので、下記をチェックですね。
このことは、無実の罪で追われている青柳の状況と重なり、親友の死や大好きなこの曲を思い出すことで青柳はいくども難所を乗り越えています。
■ゴールデンスランバーを読んだ自分なりの解釈
流れるアクションをふんだんにとりいれつつも「青柳、森の精霊、樋口」の淡い青春時代・メロドラマを違和感のないように回想し、実際に現実世界でささやかれている陰謀論を題材としている。
もう、この小説は例えるのであれば非常にエンタメ性に特化したアウトレットモールのような感じです。(例え雑)
一般市民目線、20年後の記事、青柳目線、樋口目線、青春時代の回想
と場面がころころと変わり、説明が膨大になるので紹介しきれなかったキャラがまだまだごまんと登場しますが、これが全て伏線になるという。文学的にはかなり高度な次元に達している作品です。
また、伊坂幸太郎特有のアクションシーンも秀逸で、青柳がセキュリティーボット君や警察官、一般市民の目をかいくぐって手に汗握るギリギリの逃走を繰り広げる中、そこに颯爽と登場するこの作品きってのトリックスター殺人鬼の三浦など縦横無尽の活躍が読んでてめちゃくちゃ楽しいです。
そしてこの作品の一番のポイントは一般市民が権力者が流す情報をうのみにすることによって一人の無実の男を無意識に責め立ていく恐ろしさを描いています。
寧ろ逃走中の彼に手を差し伸べてくれるのは、街の不良や犯罪者、ニュースなどは見ず己の意思に従って行動している人など「いつも世の中から冷遇されている人達」だけでした。
そりゃ当然ですよね。世の中の仕組みに組み込まれていない人達が青柳を捕まえる理由はないですもん、ですが「社会が間違った方向に進んだ時」、唯一まともなのは「そういった社会から隔離されている人間達」なのではないかと感じさせられる作品です。
これはある意味本当に怖いもので、もしかしたら僕たちはもう既に第三者から見たら異常としか見えない領域に立たされているのかもしれません。
気付かないうちにね。
PS.第二章の首相暗殺から20年後のフリーライターの記事最後に記者は青柳の墓に訪れ語りかけているシーンがあります。
「青柳家之墓」と刻まれた墓石に手を合わせ、「何があったのですか」と訊ねることくらいしかできない。著者は現実にこの調査原稿を書く前に、森の中にある霊園に足を運び、手を合わせてきた。もちろん、答えは得られず、そこでは森の声も聞こえなかった。
これは考え過ぎでしょうか。じつはこの20年後の記事を書いたのが誰なのかわからないままこの小説は幕を下ろします。僕としてはこの記事を書いているのが彼であったらなと思ってやみません。
暴力の解剖学~神経犯罪学への招待~(エイドリアン・レイン)を読んで(下)

どうも千字Lifeのとうやです。
「お前いつになったら後編更新すんだよ」
とDMでお叱りを受けましたので早々とやってきました第二弾です。
▼前回の記事です。
今回は前回の続きでサイコパスとシリアルキラーについて書いていこうと思います。

出典:サイコパス制作委員会
■サイコパスとは
よく、サイコパスと聞いて異常犯罪者や凶悪犯をイメージする人がいるかもしれませんが実はそうではなく。精神病質者の事を指します。実際に犯罪に走るケースは稀で、
言葉巧みに他者を掌握できる・他者に対して冷酷に振る舞うことが容易に出来る
大きくわけるとこの二つの特徴によりサイコパスは経営者やリーダーポジションに向いていると言われています。上手くサイコパスの気質を使いこなせば、社会的に成功を治めやすいんだとか。
また、その反面で極度の虚言癖・良心の欠落・刺激を求める気質があり、社交的で自分を有利な状況にする為の弁がたつ為、社会的評価は高く。魅力的に見える人が多いそうです。また刺激を求めるが向故、職業斡旋所などでジョブホッパーの様に職場を転々としているサイコパスも多いそうです。
▼サイコパス定義
前回の記事でも書かせていただきましたが、サイコパスは脳のストッパーである海馬の働きが恐ろしく鈍い為、「危機感」が上手く機能せず冷静沈着に犯罪に及んでしまうケースが多く、情動・感情をセーブし論的な思考を司る前頭前野の働きが他の犯罪者に比べ高い為、計画的で順序だった犯行を行うケースが多いそうです。
具体的な例をあげると前頭前野の体積が健常者に比べ22%も大きく、その思慮深さが伺えます。(ちなみに感情型犯罪者に比べて26%も大きい)
また、前頭前野の機能が優れていると者ほど、嘘をつくことに長けている特徴があり
(※嘘をつく方が架空の人物・場所・証言・行動などを瞬時で矛盾が無いように考えないといけないので、基本嘘をつくより真実を口に出す事の方がが簡単とされている)
病的虚言者であるサイコパスの言語性IQは極めて高いとされています。
これが、「世間一般でいう口達者で魅力的な印象」に繋がってきるのかもしれません。

出典:ジョジョの奇妙な冒険第四部
英語ではSerial killer(serial=連続の、順列の)と書きます。主に心理的な欲求を満たす為に連続的に暴行・殺人をひき起こす者のことを指します。
サイコパスとの違いは段階的な定義上の意味合いの違いでしかなく、
良心が欠落(=サイコパス)しているから欲求を満たすためにシリアルキラー(=定期的に連続して殺人を犯してしまう)になってしまう。みたいな。
シリアルキラーもサイコパスもそうですが健常者と比べ、脳の指令伝達器官が著しく低下しており、
多くの場合が幼少期の劣悪な家庭環境が原因とされています。

【極度の栄養失調・栄養不良】
脳のDNAやシナプス
(※脳の神経伝達を司る管、シナプスが多いほど頭の回転が速いとされている)
を構成する。「鉃・亜鉛・タンパク質・リボフラビン・オメガ」が欠乏すると感情を抑制する器官が衰え、酷く感情的になったり、頭の回転が低下し他者とのコミュニケーションが上手く行えず、トラブルの原因になるとされています。
貧困層、虐待を受けて育った子どもはこの物質を含む栄養価の高い食事をすることがほとんど出来ず、逆に有毒な『錆(さび)』や両親・里親からの暴力により脳の機能を破壊されてしまいその後犯罪者になってしまうケースがスタンダードとされています。
また、実際には
3歳までに栄養不良だった子どもは8年後の11歳時点でも既に他の子どもよりIQが低い傾向にあった。
との研究結果もあり、栄養不良がいかに脳に深刻なダメージを与えるかを物語っています。
衛生環境下が整っていない家庭で、錆(さび)などの有害物質を含んだおもちゃや家具、ゴミなどを幼少の頃から舐めたり、口にくわえ摂取してしまうと、脳に深刻なダメージを負ってしまいます。
口内摂取が原因のその他のケースといえば、『オランダ飢餓の冬』の事件があげられます。これは大戦により街が極度の食糧危機に襲われた際、街の子どもや妊婦が毒素を含む球根(チューリップ)を大量に食したことによって、その後の復興の際、街の犯罪率が増加したなど。
※諸説あり
逆にシナプスの構築を促進する【オメガ3】を多く含んだ食材は魚です、日本が他国に比べて犯罪率が極端に低いのはこの魚を多く摂取しているのが、要因の一つではないかともされています。※勿論、諸説あり

【脳に対するダメージ】
まだ頭蓋骨が安定していない幼児に対し、頭を強くゆさぶったり、「たかい、たかい」などをして脳が損傷してしまうと、IQの低下や情動の抑制が出来ない体質になってしまう可能性があり、極めて危険です。
幼少期から頭部を殴る蹴るの暴行くわえたり、性的虐待などの過度のストレスを脳に与えてしまうと脳の機能が低下してしまい、将来的に犯罪を引き起こしてしまう可能性が高まる傾向にあるとされています。
※現に歴代のシリアルキラーのほとんどが両親または里親に幼少の頃からのたび重なる暴行を受けている。
犯罪者の脳は健常者に比べ幼少の頃から受けた外部的要因により「抑制が効かない」「危機感を感じない」「言語障害」などの対人間でのトラブルを生みやすい構造になっている。
■最後に
作者曰く、脳の仕組みは今だ分かっていない箇所が多く、「犯罪を起こしやすい脳」というのが厳密にはわかった訳ではないと語っている。
勿論、例外もあり、幼少の頃劣悪な環境にいたが人全てが犯罪者になっているわけでもない。その違いなども今後の研究で解き明かしていきたいと記していました。
世界には犯罪が原因で発生する医療費や裁判を行う司法経費や警備・警察関連に対する費用がGDPの何割も占めている国が多く存在し、そのコストを下げるべく、作者は最後に子どもを出産は政府の認可性にし、過去に重度の犯罪歴があったりや家庭水準が一定数値を達していない場合は政府が介入して子どもを代わりに育てるべきじゃないのか(一定のボーダーラインを超えるまで)など、少し偏った例をだしていましたが、そんな【すばらしい新世界/オルダス・ハクスリー】の小説のような人間工場が出来ないことを祈るばかりだと、この本を読んで思いました。
PS.よく子供の頃とかさ、頭悪くて意地悪で何言ってるか分からない、それなのに我慢が出来なくてスグ殴ってくる奴とかいたやん。そーゆー子って結局多勢に無勢で皆とは疎遠になっていって気を引くためにどんどん悪い事しちゃって、「なんであの子あんな感じなんだろうね?」なんて友達が言ってたけど、よくよく思い出したらそいつの家家庭環境めちゃくちゃで、飯食ってないし。親が乱暴だったって噂があったし、子どもながらすごいストレスを抱えていて、頭の器官がめちゃくちゃにされちゃってて、本人もどうしようも出来なかったんじゃないかな…ってこの本読んで感じたのを思い出しました。
なんでそんな闇を抱えてる子に対して僕や周りの大人達は「なんでそんなことするの!じっとしてて!」なんて言っちゃったんだろう。本人が一番苦しんでたのに。
僕はきっとあの頃のガキ大将に感情移入したくて過去にこの本を買ったんだって、思い出しました。
▼その他の読書感想文
暴力の解剖学~神経犯罪学への招待~(エイドリアン・レイン)を読んで(上)

どうも千字Lifeのとうやです。
今回は初めて裁判所に脳のスキャン画像を持っていた犯罪神経学の権威、エイドリアン・レイン教授の代表作『暴力の解剖学』について、ざっと読書感想文をまとめていこうと思います。
この教授は犯罪心理学を新たなアプローチである脳神経外学から解き明かそうっていう珍しい人で、しかも本人も強盗に襲われたことがあるという、
筋金入りの犯罪マニアです。
そもそも何故突然、この本を特集しようかと思ったのかは昨日僕が本棚を整理していると付箋びっしりのこの本が出てきたところから始まります。

裏表紙を見ると2015年発行本体価格は3,500円+税
まぁまぁする値段ですが、当時の僕は何でこれを買って。
なんでこんなにも
読み漁ったのかわかりません。
純粋に怖いです。
今日は5年前の僕が付箋を貼った箇所のみを特集していきます、ご興味のある方は是非購入してみてください。

- 性差からみる犯罪遺伝子
犯罪が起こる最も多い理由は貧富の格差によるものだと言われています。人間は自身の遺伝子(子ども)を多く残す為に『資源(お金)・食料・住居』などの富を他者よりも多く勝ち取ろうとする本能があるとされています。その本能が沢山の犯罪を産むことになるのです。
よくラッパーが「いい飯、いい家、いい車、いい女」みたいな話をしているが。
それを生物学的に遺伝子を多く残したいたいという観点に当てはめると
- いい飯=良質な栄養、健康維持にも欠かせない、子どもを餓死させないように沢山の食料と高級料理(幅広い栄養分を含んだ)を用意出来る奴は。モテる。
- いい家=外敵から身を守る立派な家だったり、設備が整っているところだと子育ても快適で沢山の子ども作ることができるから、モテる。
- いい車=富の象徴、社会的ステータスを得ることによって沢山の女性にアタックできる(下手したら沢山の女性との間に子どもをもうけられる)
- いい女=一番子どもを万全の状態で生むことが出来る適齢期の若い女性のことを指します。(勘違いしないで欲しいのは女性は誰だって素敵です、こう広義的な意味合いで生物学的な見解の基と捉えて下さい。)

以上のことから犯罪の大部分は多くの遺伝子を残す為に資源の略奪から発生する
ものが多いとされています。
例えば、後ろ暗い話でレイプなどがあげられます。これは自身で子ども養う資源を築くことなく一番手っ取り早いやり方法で遺伝子を残すことが出来る最悪の手段ですが、
実はレイプ犯は
自身が一番遺伝子を残せる
確率の高い相手を本能的に襲う
傾向にあるとされており、その妊娠率は通常の避妊手段を用いらない合意の下に基づく数値の2.5倍とされています。
※性交渉を伴うレイプ被害者405人を対象とした実験。通常の避妊具を用いらない性交渉の場合が3.1%に対してレイプされた場合の妊娠率は7.98%にも及ぶ。

また、男女の恋愛観にもこのような違いがあります。
Q 貴方のパートナーが不倫をしました、どちらがまだ許せる?
①パートナーが不倫相手に愛情はあるが、肉体関係はない。(恋愛的関係)
②パートナーが不倫相手に愛情はないが、肉体関係はある。(肉体的関係)
※テキサス大学オーティンス校デイヴィット・バス氏の実験による。
「はぁ!?不倫した時点で許せないんですけどぉ‼」
って貴方一旦ブレイク。
これ、男女で答えが全く違うみたいです。
①の恋愛的関係の方が許せないと女性が多く答える中、
実にその2倍の数値で
②の肉体的関係の方が許せないと男性は回答しています。この数字から表れる考えとしては、より多くの自分の遺伝子を残したい男性からしたら他の男との肉体的関係は本能的に許せないものになるのでしょう。逆に女性は自身が妊娠した場合、長期的に守ってくれる存在か否かが本能的に求められるので肉体的関係より恋愛的関係の継続的に自身と子どもをしっかりとサポートしてくれるパートナーかどうかを軸としている感じがします。
この二つの本能的な価値観の違いにより。女性は略奪をメインとした人類で最も多い犯罪とは無縁になることがわかります。

■アマゾネスっているの?
中にはこんなデータもあります。長い長い人類史で女性が結束し、略奪を目的とした集団的闘争・戦争を行った形跡は一度も無いそうです。
犯罪率の数値も大きく違い、
女性の犯罪者1人につき、男性は9人。
同性間の殺人も男性が97%を占めるそうです。
そもそも、女性は生物学的には子どもを産んで育てるという目的がある為、自身が直接的に傷つくリスクがあることはなるべく行わない傾向にあり、その分自身の安全性を保つために「間接的に相手を傷つける行為」は男性の数倍にも上るそうです。
これはなんだろ、
なんか身に覚えがある気がして笑いました(笑)
犯罪は自身の遺伝子を後世に伝えたいって気持ちからくる、「富豪(金・家・飯・女)になりてぇ」って欲望からくるものが多く、男女の犯罪率もその本能に基づいて大きく変わる物だという事が書かれていました。

- 脳の犯罪を司る器官
僕は基本、犯罪を行う人は脳に何らかの問題があるのではないか?なんて漠然と考えていた少年だったのですがだってニュースでみる犯罪者の人ってコメントが皆意味わかんないじゃん。それを裏付けるようなデータも最近は出ているそうです。ここで一つ脳に関するお勉強をざっくりしちゃいましょう。- 大脳辺縁系=人間の情動や意欲を司る器官。この器感が活発になり過ぎてしまいコントロールを失うと、暴力的な犯罪を起こしてしまうケースが多々存在する。小脳に近い位置に存在し、人間の原初的な欲求を司っている。
- 前頭前野=思考や判断能力、計画性を司る器官。よくテレビとかで前頭前野が吹き飛んで人格が狂暴になってしまったみたいな『世界仰天ニュース常連の脳の器官』 大脳に近い位置に存在し、進化の過程からしたら大脳辺縁系の後に作られたストッパーの役割を果たす、理性を司る器官。
説明する必要もないと思うが、感情型犯罪は間違いなく大脳辺縁系に問題があり、犯罪時は異常に活性化しているケースが多く、その分、前頭前野の働きが低下している場合が多い。
論理的な犯罪者の場合は大脳辺縁系の異常な活性化に加えて前頭前野もつられるように大きく活動しているケースが多く、自分の中の溢れる暴力的な本能を抑えることが出来ないが、それを如何に効率的に発散するか。その計画を練る為に前頭前野が発達している場合が多い。
『脳の異常=犯罪に繋がる』という場合ではないが、犯罪者の脳をスキャンすると問題を生じている場合が多いそうです。
- 海馬=脳の記憶を司る器官とされるが、正確にいうと「記憶を結びつける器官」である、社会のテストとかで『いい国作ろう(1192年)鎌倉幕府』とかで覚えた人がいると思うけど、『いい国作ろう』と『鎌倉幕府』を結びつけるのが海馬の役目です。結びつけるのはテストの暗記だけではない、『恐怖』と『記憶』を結びつけることも行っている為、『前に嘘をついたら』『怒られたからやめよう』とか『高い所に上ったら』『怪我をする恐れがあるからやめよう』みたに、『条件(恐怖)』と『記憶』を結びつける効果もある。危険領域を認識する為にも最重要な器官の一つです。
この海馬に異常が起こると恐怖というストッパーが無い。サイコパスの人間が生まれてしまう可能性があるらしいです。
原因は不明だが、ラットを行った実験で生まれて間もないラットの「住まい」を何度も変更すると、海馬の非対称性が拡大し(右側より左側がデカくなる)恐怖に鈍感になるそうだ。これは人間のサイコパスにもみられることで、11歳になるまで頻繁に引っ越しをしているケースが多く(平均7回)海馬も左の方が拡大をしており、世の中の社会規範を破る事に対して、恐怖心を持ち合わせていない傾向にある。
こう、データ上で確認をすると脳の異常、遺伝子的な動作の結果など。
人間の脳のなにかが誤作動を起こした、ただただ、機能がかみ合わなかったんだろうなと思わせてしまうケースが多く、本の前半部分はわかりやすいデータの羅列多が数を占めていますが、段々と後半になるに連れて、一概に脳の異常とだけでは説明がつかない「サイコパス」や「ナチュラルボーンキラー」の身体的特性について畳みかけるよに展開していきます。
次回につづく。
【なんでそうなる】灯油を誤飲した場合の対処方
どうも千字lifeのとうやです~
最近は別途、Twitterの方もやっているんですがね。
そのなかでこんなツイートを見つけてしまい。

ハッと過去の記憶がプレイバックしてきましたので
今日はそのことについて書きたいと思います。
■経緯(バカだろ)
あれは確か僕がまだ小学生だった頃の話です。
修学旅行で、大はしゃぎだった僕は水筒の配分を完全にミスってしまい。まだまだイベント前半という所にもかかわらず喉からっからになってしまいました。
先生に「喉が渇きました」というと何故か渡されたのはヤクルト。

出典:東京ヤクルト販売株式会社
なんでさぁ。
まぁ背に腹は代えられないと思い飲むと案の定、余計に喉はからっからになり「あ、これ死ぬかもしれん」と先生に完全にはめられていました。
と、その時バスが目的地の牧場に到着。
僕は猛ダッシュで水道を探しましたが、個人経営の牧場だった為、水道の設置はされておらず絶望していると、僕はふと巨大な赤いタンクに繋がった蛇口を発見しました。

ぼくはしめたと思い。コソコソと抜け出し。先程のヤクルトの空の容器いっぱいに赤いタンクの液体を注ぎ、いっきに口に運びました。
すると口に入れた触感と臭いで一瞬でわかったのですが
灯油でした。
■味
完璧な液状ではないので、ぬるっとした下に絡みつくような触感で、何よりも臭いがキツく、口に含んだ瞬間、反射的に全てを吐き出してしまいました。
あ、人が飲んではいけない物なんだな。
と子どもながらでも直観的に”解りました”
僕は急いで先生の所に駆け寄り
僕「先生!灯油って飲んでも平気なんですか?」
と聞いたら
先生「何言ってんだお前は」
と相手にされず
その後、農家の方のご厚意に甘え水道を借りて口をゆすぎました。
僕は寧ろ灯油を飲んだことが幸いして水道にありつけたのだから寧ろ結果オーライなんじゃないのか?とくそポジティブに考え、水をがぶ飲みして。灯油を吐き出しました。しかし、この対処法が全て裏目に出てしまい、その後の気分は最悪で、喉がイガイガ灯油臭く、ゲップで火が付きそうになってました。
(サーカスの人とかってマジでやべーんだなぁ)とか思ってました。
口の中、灯油臭い状態でその後。山に遭難したいい思い出です。(踏んだり蹴ったり)
■正しい対処方
ここで皆さんには万が一僕と同じように灯油を飲む機会があった時の為に正しい対処方をレクチャーしようと思います。(参考:公益財団法人 日本中毒情報センター)
①灯油は飲んではいけない。
人間の基本ですね。どんだけ喉が渇いていようが臭いで気付いて下さい。
②吐き出してはいけない。
なんと、一度誤飲した灯油を再度食道に通すと炎症を起こす恐れがあるそうです、しかも肺に入ったら最悪、肺炎になる可能性もあるんだとか。
③水や牛乳を飲ませてはいけない。
毒物などを誤飲した際は胃のコーティングの為に用いられるのですが、灯油の場合は逆に吸収を促進してしまう作用があるので危険らしいです。
こう、大人になって正しい対処方を読み返してみると凄いですね、当時の僕はーー
ことごとく真逆の事してて草。
PS.しかもこの日の夜に遭難してるんだからマジでトラブルメーカーだったと思います。ちなみに灯油を誤飲した後は先生に理科の授業中とかで燃料系の話になると「石油<とうや」と謎の公式を書かれてよくディスられていました。
最後まで読んでいただき感謝です。
▼灯油飲んだ日の夜の出来事
【女子必見】男子にモテる職業ってなんなの?

どうも千時Lifeのとうやです。
突然ですが女性の皆さん、男性にモテる職業ランキングってご存じですか?
え?ご存知ではない??ならばお伝えしましょう。
男性ウケお仕事ランキング〜♪
TOP10~!
(👨受けの為に仕事選んでるわけじゃないのにクソがぁって言われました)
マイナビさんのデータを使わせていただいております。
めちゃくちゃ独断と偏見でコメントを入れていきます。
はい、まずは第10位

くくりがでかい。
しかも「休みが取れやすい」ホワイトオンリーとは、
いきなりハードルが高いですね。

その他しかプロフィールが無い男性がとても気になりますが。
冷静に職場でも子どもの面倒見て家でも大きな子どもの面倒見たら大変ですよね。
まず、真っ先に保育士を狙ってくる男は注意が必要ですよ。絶対マザコン。

何が一番よく感じるんですか?

絶対企〇モノの見すぎなんですよ。
対人系ってなんだよ。格闘術か。

なんとなくで決めるなよ29歳
ちなみに公務員も働く部署によっては残業バリバリあるし、シフト勤務で寧ろ土日関係ないとかもザラにありますので注意が必要ですよ。
医者ってそもそもモテるのかな。話が会わなさそうなイメージがあります。お医者さんとの共通言語ってなんだ?「医龍」とか読んでたら大丈夫??

大学生か。
カフェ店員好きな男の子って量産的なイメージ。(もしくはそれに憧れてる)

何処にいるの???
昔、元カノがキャビンアテンダントみたいな顔ってだけで最終面接までこぎつけたけど「そういや英語喋れないじゃん君」ってフツーに落とされて。
「それなら1次で落とせよ」って理不尽にブチ切れてたの思い出した。
寧ろ英語アレルギーあるくせになんで行ったし…

付き合えんの??
つか、釣り合うの???(僕が)
地下アイドルとか養成所のアイドルの卵みたいな子と付き合ってる人なら見た事あるけど、大概地雷なんですよね。
ちなみに性格も見た目もいいモデルの人と付き合ってる男の人って男から見ても本当に人格者だと思います。格が違う。
やめとけ。
夜勤明けとか機嫌悪いし。
前に看護師だらけの女子会に紛れ込んだこんだことがあるんですけど。
本当にスポーツ選手とかイケメンが来たら食っちゃう人もいるよって話を聞いて。
「あ、それなら看護師いいかも」なんて思いました。
ちなみにその食っちゃうウワサされてる看護師はあちこちにセフレが居てどの駅で終電逃しても宿には困らないそうで裏では『東横イン』って言われてるそうです。
■好き勝手言いましたが。
どのお仕事もめちゃくちゃ立派ですよね。
僕が唯一体験した事がある職業は、中学生の頃、職場体験でした9位の「保育園」ですね。1週間位の勤務だったのに体中バッキバキになって
「あれ?地獄かな🙂?」って思う業務量でした。
これにプラスして先生達は行事の準備や保護者の対応、報告書の作成って
なんで給料低いのか疑問ですよね。

僕も当時は長い前髪を結んでちょんまげみたいにしてんですが
子どもたちが
「チョウチンアンコウ~~」
って引っ張るんですね。悪気なく。
「いてててててて」ってなっても聞いてくれなくて死にかけた記憶があります。
友達の女の子なんて余りにも多忙過ぎて頭がぶっ壊れた子が居たんですが。
軽食に用意していただけたアンパンを
「うわぁぁぁぁぁ」
っていいながら壁に投げつけてたのが、いい思い出です。
何の基礎を作るにもまず基本となるのが人材なのに。日本は保育園とか教育機関に全然お金をかけないのかが疑問でしかないですね。
働く女性ってどの職種もめちゃくちゃかっこいいですよね。憧れです。
PS.僕の中学の職場体験の話を書きたかっただけです。
【新世界】クライアントに「俺達は海賊だ一緒に戦ってくれる仲間が欲しい」って言われた話

どうも千字lifeのとうやです。
今日は僕がまだ新人時代に同期の田中君と訪問した
あまりにも前衛的な企業のお話をしたいと思います。
毎度、お馴染み架空の同期からの面白エピソードとして、
アイスブレイクに使ってあげてください。
■ここは?海賊船??
当時、僕は企業の人材採用のお手伝いをするような仕事をしており、同期の田中君(仮名)とあるベンチャー企業に訪問しました。
僕たちはまだピカピカの新卒で
「がんばるぞー!」と意気込みも充分。
「中々、人材の採用が上手くいかなくて困っている。」と依頼を受けお伺いすると。

恰幅のいいカズ(仮名)
というあだ名の中年男性の
企業担当者が対応してくれました。
名刺に
○○事業部部長
○○ 和也(カズ)
と大きく書かれており、この時から既に嫌な予感がしていたのですが「あの、なんと及びすればよろしいでしょうか」と聞くと
「そりゃ、勿論カズでいいすよ!子供の頃から
周りの連れにはカズって言われてるので」ドヤァ
いや、カズって。
勿論、デザイナー系や外資・アパレル系ならあだ名文化があるとは思うのですが、ベンチャー企業と言ってもバリバリの内資ですし、あまり言えないのですがカズの会社はとてもあだ名を使っても業務が円滑になるような業種ではありませんでした。
齢40そこそこにも見えるカズさん
は汗をハンカチで拭うと
「まぁコーヒーでも飲んで」とすすめてくれました。
僕「本日はありがとうございました。あの…カ…カズさん、今回はどの様な人材の採用をお考えでしょうか。」
田中君「雇用形態は正社員でしょうか?それとも派遣?アルバイト??…」
カズ「あぁー違う違う違う、なってない。」
田中君・僕「「!?」」
何か失礼を働いてしまったのでしょうか。新人の僕たちが一瞬、何をどうすればいいのか分からず固まっていると、カズはすかさず。
カズ「俺たちはさ、正社員とか派遣社員とかじゃなくて、仲間を探してるんだよ」ドン!

田中君「なか…ま…ですか??」
田中君のいきなりぶん殴られたような表情に僕は必至で笑いをこらえながらひたすら遠くを見つめていました。
カズ「そう仲間が欲しんだよねぇ…」ドヤァ
■目標は麦わらの一味
業務やスキル、年収以前にこの特殊な環境で長く安定的にご就業出来る人材が果たして存在するのか疑問に感じながらも、求人を作るべくヒアリングを続けた僕たちですが、その余りにも難しい課題に悪戦苦闘していました。
僕「このダンススキルっているんですか?」
カズ「今後さぁ、社員の絆を深める為に皆で
毎日踊ろうかと思ってるんだよね」
僕(本当に仕事してるのかこの人たち)
カズ「さっきも言ったけど僕たちの理念に共感できる人が欲しいんだよね。例えるのであれば
俺達、麦わらの一味を目指しているからさ」
僕「…」
田中「ワンピースお好きなんですね。」
おい、田中。そこじゃねぇーんだよ。
カズ「え、なに?やっぱりワンピース知ってるの??」
僕「まぁ、一応。ちなみにカズさんはどのキャラクターが一番お好きなんですか?」
カズ「僕はね黒ひげが好きだよ。」
「こう、ゼハハハ!!(全力)ってね。」

どうした?
突然、完成度70%くらいのモノマネを目の前で全力でされて。
思わず隣に座っている田中君を見ると。視線をずらし、プルプルと震えていました。
田中頑張れ。
■もう、ずっとカズのターン

その後もカズの猛攻は止まらず、下手に
「え、めっちゃ似てますね(棒)」
なんて言った暁には自慢の必殺技
「黒水(くろうず)」を披露され。
その凄まじい引力で魂でも吸い取られるかと思いました。

一方、本題の求人の方は果たしてこんな人間が存在するのか?という位の超ハイスペック人材であるにもかかわらずカズ達の仲間になってくれる上にベンチャー企業ということで破格の薄給でも元気に働いてくれる
僕が考えた最強求人。
みたいなのが出来てて思わず笑ってしまいました。
黒ひげの他にもカズは不死鳥のマルコの真似をしながら飛び込み訪問を撃退する
「いきなり代表はとれねぇだろうよい」
という完成度60%くらいのモノマネも見せてくださいました。

そして帰りのエレベーター前まで見送りに来て下さったカズに対して僕はある質問をしました。

■カズって麦わらの一味でいうどのキャラクターなの?
カズ達の企業が麦わらの一味に対して熱烈なリスペクトおくっているのはもうお分かりでしょうが、逆をいえば「俺こそが麦わらの一味だ!」という強い意志を持った人材が集まったこの企業でカズは一体、麦わらの一味でなんのキャラクターなんでしょうか。
純粋に興味を持ち聞いてみると
カズ「うーん俺はバギーかな。」
僕「???????????」
田中君「??????????」
お前、麦わらの一味の敵じゃん。
結局、必死に探し回りましたがカズ達にふさわしい仲間は見つかりませんでした。
PS.カズの会社に大きく掲げられてたエンブレムが大きな太陽のマークで「なんですかあれ?」って聞いたら「いいでしょ!あれウチの代表のお気に入りなんだ!」と元気に答えるカズでしたが。どう見ても「タイヨウ海賊団の奴隷の刻印を消すマーク」にしか見えなくて笑いを堪えながら、僕達はエレベーターに駆け込んだのを覚えています。
風呂に布団を敷いて寝てたら女の子入ってきた話

どうも千時Lifeのとうやです。
皆さんはお風呂でお布団敷いて寝た経験ってありますか?
よくノロを発症したYouTuberがリバース防止の為に風呂で寝てますけどそんな野暮な話じゃあないぜ。
これは僕の人生における失敗談の間違いなく上位にくい込むやつなので、架空の友達の話ってことで。対して仲良くもないけど誘ってしまった女の子との気まづい時間の時とかに使ってください。
あれは僕がまだ10代の高校生の頃の話です。
ご家庭の事情もあり高校を中退した男友達のN君がアパートで一人暮らしを始めたということで僕達は連日連夜N君の家でパーティーを開いていました。
当時の僕達にとっては好き勝手遊び放題出来る部屋なんて滅多になかったので「これはいい遊び場を見つけた」とばかり騒いでいると。
老け顔の友達がなんと
元気になれる麦茶を
買ってきてくれました。

※手に持っているのはめちゃくちゃ泡立った麦茶です。
まだストッパーなんて分からない年頃ですから皆もうぐっちゃんぐっちゃんのベロンベロンで
もう、当時稼いでいたバイト代を全てそこにぶち込む勢いでした。
◼お前だれ。
その友達の家で遊ぶのが習慣にになってきた頃、気がつけばアパートは知り合いの知り合いも集まり
決して広くはない友達の部屋はパンパン状態に。
僕はあまりの楽しさに気を失い、目が覚めるとN君のベットで寝ていました。
ふとその時、僅かな暖かみを胸に感じ
怖いなぁ~怖いなぁ~
と下を向くとそこには見知らぬ女の子がスヤスヤと眠っています。
(後で聞けば友達の友達)
今考えればめちゃくちゃラッキーな展開ですが。
当時の僕は飛び起きて頭が真っ白になってしまいました。(ピュアピュアの実の能力者ーモデル童貞ーですね)
そんな一件があってから僕はどんなに
元気になれる麦茶を飲んでも
皆とは一緒に寝ないと心に誓い
その日から
友達のアパートに泊まる時は
風呂で寝ようと固く誓いました。

◼真っ赤な誓い。
N君の決死の静止を振りほどき。
僕は風呂に布団を敷き(N君の布団)
健全睡眠を貪ることにしました。
しかし、起きると蛇口の僅かな水滴でびしょびしょなのよ、布団が。
あちゃーって思って
扉を開けると
そこには服を脱ぎかけてる
見知らぬ女の子の姿がありました。
僕「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
N君「どうした!?Σ(゚д゚;)」ドアバーン
女の子「何見てんのよ!!」ベチーーン!!
僕の悲鳴を聞き駆けつけてくれた
N君にビンタをくらわせる女の子
僕「家主ーー!!!!!」
ビンタされたN君が壁に後頭部をガン!ってぶつけて
そのまま体制を崩さず壁にズサーと崩れ落ちるもんだから僕は初めて
(あ、気絶ってこう起こるんだぁ)
なんて呑気に思ったのを覚えています。
その後はしこたま女性陣に怒られ。
当面、N君(家主)と買い出し担当にさせられましたが。今でもいい思い出です。
みなさんノロ以外で風呂に入らない方がいいですよマジで。
PS.結局この後、隣の部屋に他の入居者が入った為、僕たちはなし崩し的に解散をしました。 後日談としては生着替えを目撃しかけた女の子に「風呂で人が布団をがっつし敷いて寝てるなんて予想できるわけないじゃん」と冷静にブチギレられました。ごめんて。
▼他の高校時代の記事です。
▼女の子関連
地球の長い午後~ブライアン・W・オールディース~を読んで。

どうも千字lifeのとうやです。
今回は僕が大好きなSF小説を読んだので忘れないうちにメモを残したいと思います。
勿論、ネタバレだらけですし、めちゃくちゃ長いです。
あと古典SFなのでそもそもそういった耐性ないとキツイです。
それでも大丈夫だよって人がいたらよろしくお願いいたします。
ブライアン・W・オールディースが1961年に書いたこの小説は人類文明が崩壊してから数千万年~数億年後の未来の地球を舞台に描いています。
◼登場人物紹介

リリヨー
僅かに生き残った人間族のリーダー、勇敢で頭がキレる大人の女性。
部族の掟に従って月に向かうが月の重力場の影響により羽毛に覆われた鳥人間という変異体になってしまう。
この時代のSFはすぐ月とか変異体とか出してくるからしんどいです。
主人公の容姿をイメージしづらい形に変えるなって思います。
説明がムズいので取り敢えず。
ワンパンマンの敵キャラのフェニックス男の写真を載せておきます。
こんな感じです。
↓↓↓
美女の主人公が一瞬でこんなんなったら小説閉じるわ…


グレン
もう一人の主人公。地上に残った子供達の一人、
人類の思考が低下している中、他の子供と違い頭がいい。
横暴な奴。
非常に高い知能を有する、脳繊維で出来たアメーバ状の黒いキノコ、人間や他の生物の頭部に寄生し知恵を授ける代わりに宿主の脳を支配する。一見、共存関係のように見えるが単なる見せかけ。
グレンに寄生し、自身の分身を増やす為に更なる宿主(人間)を探させようとする。
寄生した生物の遺伝子情報を読み取って、
進化の起源も含めた全ての記憶を読み解くことが出来るのでこの世界ではチート

とりこ(俘虜)
その名の通り、捕らわれている奇形の鳥人間達、月の鳥人間を束ね、独自の統治論を有す。賢者。

ポンポン(魚取り)
この時代ではありえない太り方をしていて、長い尻尾は木に繋がっている。木からは耐えず栄養が補給されているので食には困らないが、ジャングルの木々の奴隷として日々、食料調達をさせられている。
脳を侵されているので愚鈍で知能は極めて低い。
グレンにデブだからポンポンって名づけられた。
この作品きっての
扱いの酷さを誇り、
他の追随を許さない鉄壁の姿勢。

トンガリ
顔が醜い兎の様な感じの亜人。キモい。

■ソーダル・イー
全知全能を自称する話せる魚。ウザい。
人間の奴隷を何人か所持しており、陸では奴隷に自身を運ばせている。
■緑に覆われた地球と月
太陽が大きく膨張し、地軸がズレ地球は永久的に『昼』と『夜』の世界に分断されています。『昼』の世界では沈まぬ太陽から身を守る為に植物が巨大化・獰猛に進化しており生態系のトップに君臨しています。
最後に生き残った哺乳類は人類だけですがジャングルで文明を持たない原始的な生活をしている為、生態系的には最下層、現在で言うところのネズミのような扱いです。
この世界の主な生物は全て植物で、木の根が無くても活動出来る「植物繊維の筋肉」を有した脳がなくとも活動できる現在の動物とはまた違う仕組みの生き物が陸海空を制しています。(しかも全部デカい)
空には月にまで拡大した蜘蛛の巣が天を覆い、
巨大植物蜘蛛が空を支配しています。
世界観としてはノイタミナアニメの「シャングリラ(原作の小説がクソ)」とアニメ映画の「銀色の髪のアギト」がだいぶインスパイア受けているのでないでしょうか。
とにかく壮大な世界観です。
■人喰い巨大ジャングルを生き抜く2人の主人公
主人公は巨大ジャングルで暮らす部族の女性リーダーを務めるリリヨーと部族の子供のグレンの2人です。
この2人は文明を無くし思考が徐々に低下していっている人類の中ではかなりまともな考えを持っており、読者に近い価値観で小説世界を解説してくれるので感情移入もしやすいです。

リリヨー達大人は代々部族に伝わるの掟に従い、巨大蜘蛛によって月まで運んで貰う
「魂を天に帰す」儀式を行う為、蜘蛛の巣に突然忍び込みますが、
そもそもなんで
この儀式をしているのか
なんでこの儀式をする
必要があるのか
一切、説明がなく
急遽この儀式が始まるので
読者はいきなり置い
てかれてしまう為、
読んでて難解になるポイントの1つです(笑)
■緑が生い茂る月
リリヨー達大人グループは植物動物の丈夫な殻で出来たカプセルに入り蜘蛛に月まで運んで貰うのですがその途中で皆、身体が月の環境に対応した『鳥人間』に変異します。
突然の変身
月では酸素が薄い為、地球のジャングルのような植物は巨大に成長せず、
リリヨー達は伸び伸びと暮らしていましたが、突如月の先住民である鳥人間(元人間)達に捕まり、村を統治している『とりこ』という長老たちの元へ連行されます。
リリヨー達はとりこから
地球の植物に対して反撃をしかけるある壮大な計画に誘われます。
※この計画がなんだったのか結局最後まで分かりません。
■異形の集団『俘虜(とりこ)』
鳥人間の村を統治しているとりこ達ですが全員自分一人では生きていくことが出来ない奇形な姿をしており、常に村の戦士たちに守られています。
地球で弱肉強食の世界を生き抜いていたリリヨー達は身体にハンディを背負った彼らが何故リーダーなのか疑問を感じ質問をすると、彼らの統治論を話され懐柔されます。
「よい恰好ばかりが大切ではない、知ることが大切なのだ。私たちは動けない代わりに考えることができる」
「治めるということはつかえるということなのだ、力のある者はその力の下僕とならなければならない。自由なのは見捨てられた者だけなのだ。私たちは俘虜(とりこ)※捕らわれているもの だから、話す時間も工夫する時間も覚える時間もある、知っている者だけが他人の剣を操れる力なしで治めているのだ」
これぞ適材適所というものですよね。体の不自由なとりこ達が知恵を与え、村を治める代わりに健常者の鳥人間達が彼らを守り、手足となる。
リリヨー達は植物反逆作戦に参加すべく、巨大蜘蛛の背中に穴をあけ体内に侵入する事で再び地球を目指します。
地球に取り残されたグレン達は新リーダの女の子の下で生活を始めますが、
グレンは他のバカな仲間達とは折り合いが付かず、異端児的な扱いを受け一族のグループから追放されてしまいます。
悲しいですね。
その時、出会ったのがアミガサダケというアメーバ状の黒いキノコ。
このキノコは生物の頭に寄生し、知恵を与えますが時によっては強制的に宿主の身体を動かす事も出来る為、グレンは度々身体の主導権を取られてしまうので、対等な関係ではないです。
今あなたの脳に直接話しかけています。
みたいなこと言ってくる
アミガサダケはグレンの遺伝子から人類文明の繁栄と衰退の全ての記憶を読み取り、人間がかつては宇宙にまでその進化を伸ばしていたことを知り、自身の宿主である人類を増やす為に『人類文明復興』を目指し、各ジャングルにひっそりと生活をしている人間を集め文明復興を遂げようとしますが様々なトラブルや災難がグレンとアミガサダケを襲います。

■寄生生物VS寄生生物(もろ寄生獣)
グレンとアミガサダケは各地域に散らばるの部族を束ねようとしますがうまくいかず、その過程で川の魚を釣ることが得意な<魚取り>という種族を見つけます。
魚取りは醜く肥大した男たちで、その目に知性はなく話す言葉もカタコトです。
皆一様に長い尻尾を腰からたらし、それを命綱にして魚を取っています。
その尻尾は木に繋がっており、彼らは木から栄養を得て生かされている木に寄生された奴隷たちです。
そんな彼らを哀れに感じたグレン達は魚取りの尻尾を切り、自由を与えますが突如、生命線を絶たれた彼らは嘆き悲しみ、僅かに残していた人間性さえ失ってしまいます。
『知性を持ち、人格を有し、自身の判断に従って行動する事が人間である』という主張のグレンの考えは果たして「アミガサダケに操られたものなのか」それとも「自身の身勝手な価値観」なのか分からなくなり、この人類が知性を必要としなくなった世界で一人苦悩します。
グレンは壮絶に魚取りを批判しますが、自身も脳を寄生され生かされているだけなのです。
■四足歩行の巨大植物「アシタカ」
グレン達は解放した魚取り達に太った見た目を模した<ポンポン>というクソ安易な名前を付け。
ポンポンの船を掻っ攫い、ひたすらコキ使って海に進出します。
その過程で到着した島が一つの巨大な捕食器官であったり、氷で覆われた島など数々の災難に見舞われ、最終的には安全で巨大生物がいない無人島に着きます。
船が壊れてしまい脱出する事が不可能となってしまった彼らですが
四足歩行で海を渡り、種を島に蒔く。
巨大歩行植物アシタカに乗り、この島を脱出することをアミガサダケに強要されます。
■迫られる二者択一
・自分達以外に誰もいない安全な島で資源が許す限りゆったりと生活するか
・何処に向かうか分からないアシタカに乗り、極小の可能性をかけて元の大陸に戻るか
この二者択一の選択を迫られます。
どちらの選択にすべきか彼らの心境を織り交ぜてかなり巧妙に描いている点が見ものです。
アシタカは数十年から数百年に一度のタイミングでしか種を蒔かない為、
脱出のチャンスは後にも先にもこの一度きり。
最終的にはグレンはアミガサダケの洗脳もあり仲間を連れ未知の可能性にかけてアシタカにのりますが、その足はジャングルを目指す訳ではなく、真逆の太陽の当たらない『夜』の世界を目指し始めました。

■『夜』の世界

一歩また一歩進むアシタカ達の足取りにグレン達の心には不安と後悔の影がかかります。
それを表現するかの様に景色も次第に重く暗いものへとなり、太陽が届かない薄暗がりな海をひたすら進み続ける描写に代わります。
時には巨大な昆虫に埋め尽くされた島に到着し、他のアシタカが食われる中、グレン達はアシタカを守り続けようやく最後の島にたどりつきます。
そこには醜い兎の顔をした2足歩行の亜人達(トンガリ)が住んでいました。
彼らは獰猛でグレン達を襲おうとしますが
全知全能を自称する魚ソーダル・イーによって救われます。
この辺んからまた意味わかんなくなってきます。
彼はあらゆる地域の伝説を記録・回収する任務についていると話します。
ソーダル・イーはこの最後の島は人間や狼を祖先とする亜人たちが生存戦争を何度も繰り返してきた血塗られた場所であることをグレンたちに告げ、トンガリが有している火おこし技術や言語などはその滅ぼしてきた種族達の名残を使っているに過ぎないと語るのです。
この辺、僕としては人類の文明の進化を縮図として再現しているのかと思いました、また、トンガリの祖先を敢えてぼかす描写があり妙に不気味で背筋が凍ります。
ソーダル・イーは近い将来(数世紀も後の話だが)太陽が爆発を起こしこの世界は滅びると予言しました。

■進化と退化
ソーダル・イーは地球滅亡に合わせるかの如く全ての生物が退化の一途をたどっていると語り始め徐々に植物と他の生物の種を分ける障壁は崩れ始め、次第に生き物は一つの形態に収束されると言うのです。
(人間達が年々にバカになっているのもその為)生き物は進化と退化を永遠に繰り返し、地球が爆発した折には生命の原点まで退化した生き物がまた他の惑星に飛散し、再び進化していくと語りました。
全知全能を目指した先の進化が完璧な平等や種の価値観を超越した存在なのであれば、それは退化だという考えは逆に新鮮で感動しました。
■リリヨー達と合流
一度は撃退したトンガリ達が再び大挙としてグレン達を襲いにかかりますが、
その時偶然空から舞い降りた巨大蜘蛛によって命拾いします。
その巨大蜘蛛の中には鳥人間となったリリヨー達が載っており。
間一髪のところでソーダル・イーとリリヨー、グレン達は巨大蜘蛛を使ってこの島を脱出します。
謎にポンポン達は愚鈍過ぎてグレンにブチギレられて
島に置き去りされてトンガリに殺されます。
この小説の一番の被害者間違いなく彼らです(笑)
■2つの選択。何が幸せなのか
アミガサダケはソーダル・イーと巨大蜘蛛にまで寄生し、その体躯と頭脳、遺伝子の記憶を奪い全てを理解します。
アミガサダケは自身と人間が唯一「知性」を持って進化と退化が繰り返される輪廻を破壊出来る存在だと知り、月を足掛かりに他の人類が生存可能な惑星を探そうと提案します。
リリヨー達はこれに賛同しますが、グレン達は
本当の幸せは種全体の進化や生存では無く、
個人の幸せであると説き、
あるか分からない次なる星を選ぶより住み慣れたジャングルで暮らしたいと提案を断ります。
進化の輪廻に気付き、それを看破するのが知性なのであれば、逆に全ての結末を知ったうえで敢えて“生きがい”を持って暮らすのも知性がなせるワザなのです。
それをアミガサダケは
種全体からみたら余りにも短期的過ぎる目的だと
説得しますが「地球崩壊は数世紀後だとしたら俺も俺の子ども幸せの内に死ねる」とグレン達はまた再び危険が残っているジャングルを選択したところでこの物語は終わります。
この最後の2つの考えはどちらが正しいなどは敢えて書かれてはおらず、
選択を選ぶまでの過程が重要なのだと考えされされる作品です。
最後の二者択一はアシタカの島と同じでいずれは終わりが見えている幸せを掴むか一度は全てを捨ててしまうが更なる可能性にかけてみるのかをスケールは違いますが繰り返したものにすぎません。
この選択にグレン達はきちんと自分達の意思で将来を決定し
アミガサダケも今度は選択を強いることはありませんでした。
選択肢を強要しても長続きしませんし、不幸しかもたらさない事をアミガサダケも気づいたのです。
人間はその知能を持って自身の選択を決定することが出来ますが、ポンポンのように他者に依存し、自身の決定を自分に委ねられないものは総じて不幸な結末を迎えてしまうそんなメッセージ性を強く感じさせます。
これはめちゃくちゃ飛躍ですが、今後人類が火星移住を検討する際など再び議題に上がるテーマになると思います。種全体の幸せか個人の幸せか。みたいな。
恐らく人類は遺伝子とか本能に従って行動する事にもうたいして幸せを感じず、非合理とか不確実なものに幸せがあるそんな偶発的なものをのぞむ体質となってしまっているんじゃないんすかね。
知性があるから引き起こされるその矛盾がまた面白いですよね。
そもそも幸せってなんだっけ?そんなことを考えさせてくれる作品でした。
PS.この記事は初めての読書感想文ということもあり何度も更新しなおしました。




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