お久しぶりです。
千時Lifeのとうやです。
最近他の方とのコラボや漫画を書いてたりで投稿ができてませんでしたごめんなさい。
今日はBBQでテンションブチ上がりすぎて起こってしまったある悲劇を紹介したいと思います。
失敗談として合コンとかで使ってあげてください。
突然ですが皆さん、なんでBBQが美味いかって分かりますか。
それはあらゆる個性の料理を混ぜ合わせて本来ならば交わらないであろう食材たちを一つの方法で統一するから美味いのです。これって何だかクラスに似てませんか?ーーーー(おいどうした?)
◼️体育祭の打ち上げBBQ大会
これは僕がまだ中学生の頃の話です。
僕の地元の中学は2クラスしかない、若干過疎ってた地域の学校でした。
2クラスしかない体育祭となると必ず明確に勝者と敗者が生まれる為、毎度この時期は学年の仲がめちゃくちゃ悪くなっていました。(やらなきゃいいのに)
僕達赤組は努力のかいも虚しく、隣のクラスの白組に惨敗。
クラスの仲間たちが悔しさに打ちひしがれる中、
僕は一人白組の打ち上げに参加しておりました。
負けたチームでお葬式をやるよりこっちの方がごっつ楽しそうやん。
と思ったからです。
比較的どこに行っても楽しめる性格の僕は
「薄々負けるとおもてましたわ〜」なんて意気揚々と白組の打ち上げに参加しました。
BBQ会場は友達の黒人の家の庭で行われ
横に広い木造の平屋でしたので、家の中も解放し1クラスのメンバーが充分に楽しめるスペースがありました。
本当バカボンが住んでそうな平屋に黒人が住んでるだけでかなり面白いですよね。
陽気な音楽をかけ、飲み物、お菓子を用意し、皆のバイブスはぶち上がり状態です。
◼BBQ(勘吉)
BBQを考案したのは大人しいタイプの勘吉君(仮名)
お父さんの趣味がキャンプとのこともあり、お父さんのキャンプ道具を持ってきては
「今日は僕が主役だ」と言わんばかりに仕切っておりました。
日頃はクラスのヤンキーにはあまり表立った発言が出来ない勘吉君ですが。
今日は違います。
お父さんのキャンプ道具を片手に
「君は野菜を切ってくれ!」「君は飲み物の調達だ!」と意気揚々です。
さぁ、いよいよ本日のメインディッシュの脂ぎっどぎとの豚肉と秋刀魚を焼こうとしたその時。
大雨です。
これにはクラスの皆もテンションが下がりますが。
流石はキャンプの鬼勘吉。
すかさず特大テントを庭の隅から平屋の屋根に掛けて張り、一瞬で庭に屋根を作りました。
その余りにも早業にヤンキー達もおおはしゃぎ。
流石にこれには僕も凄いなと思いましたが
ふとテントの真ん中、ちょうどBBQの真上の天井が雨で垂れ下がっているのに僕は気が付きました。
(お??あれは果たして大丈夫なのか(笑))
既に嫌な予感は充分していたのですが。
余りにも豪雨にヤンキー達のバイブスはぶち上がり。
「魚と肉いっぺんに焼くべぇ」
とBBQにぶち込みました。
勘吉君もやれやれ!!とめちゃくちゃ音頭をとってます。
油(豚肉)×油(秋刀魚)に炎はたちまち大炎上。
ぼぼぼぼぼほおおおおおおおおwwwww!!!!
皆「おおおおおおおおおおwww」
炎上「ほぼぼぼぼぼぼぼwwwwww」
テント「あかんて。」ジュッ
大量の雨水ドバー!!
ジュ!ジュワワ〜〜(死)
地獄でした。
あんな真っ赤な火柱初めて見ました。
一瞬で秋刀魚と肉を炭にした火炎は
そのまま勘吉君のテントを貫き
溜まっていた大量の雨水がBBQにかかり一瞬で鎮火。
白い煙が狼煙のように1本スーと立ち込めています。
焼きマシュマロに興じようとしていた女子たちが串に刺さったマシュマロを片手に小さな声で
「え…最悪じゃん」
って言ったのを今でも昨日のことのように覚えています。
その後のことはあまり覚えていませんが気がついたら僕は赤組の打ち上げに参加していました。
ヤンキーは今では工場長や居酒屋の店主
平屋の主の黒人はバーテンダー
マシュマロ女子達はOLや主婦
そして勘吉は現在、ニトロエンジンを内蔵した改造車に乗っています。
もう、恐らくあの時のメンバーでBBQはする事は二度とないと思いますが、それぞれの個性が混じりあった実に美味しいクラスだったと思います。
まぁ…いい事づくし(串)ではないですけもどね。(やめとけや)
PS.めっちゃクラスとBBQを関連付けていい話風にしたけど冷静に俺このクラスのメンバーじゃないじゃん…って書いた後笑いました。