会話に困った時に使える!'架空の友人'の千字ストーリー

昔話、日々の変化、思い出話、友人からの噂話、そんなのをまとめておきます。この話はおもに友人から聞いた小話として合コンやアイスブレイク、気まずいあの子との2人きりの時間とかに使って下さい。

初キスの話

f:id:SENZILIFE:20200212234806j:image

どうも千字Lifeのとうやです。

皆さん初めてのキスはどんなでしたか?

僕は忘れもしません。あれは小学校低学年の時でした。

 

f:id:SENZILIFE:20200212234952j:image

◼きっかけはポケモン

当時上映していた劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスラティオスの最後のキスシーンをみて衝撃を受けた私は

 

僕もキスされたい!!

 

という思考の元、彼女を作ろうと決意しました。

何を言っているのか わからねーと思うが 

おれも 何を言ってるのか わからなかった…

 

今思うと完全に

あの映画が悪い。

サトシはさ…そーゆーのじゃないじゃん。

いつもポケモン馬鹿みたいに追っかけててさ

それがいいわけじゃん。アニメを見ていた当時の僕はまるで友人のようにサトシに感情移入していました。

 

僕も、山で遊ぼう!ポケモンがいなくても何か大冒険をしよう!と

それが…

 

f:id:SENZILIFE:20200212232627j:image

出典:劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスラティオス

 

なにしてんの??

 

お前そーゆーのじゃないじゃん。

 

実はこのキスしたのが女の子に変身した『ラティアス』と女の子自身の『カノン説』が浮上していて。それは公開してから十数年経った今でもどっちがキスしたかは公式には明らかにされてないんだとか。

 

知るかよ。そんなこと。

 

こんなシーンを見てしまったからにはもう彼女を作るしかありませんでした。とゆーかキスしたかったのです。

 

◼屈辱。

まるでずっと童貞だった2人がある日突然片方に彼女が出来たかのような屈辱に僕は襲われたのを覚えています。寧ろ焦りもありました。

 

あのサトシがキスしてんのに…あんなポケモンの事しか考えてない野郎なかんなに…

 

なんでサトシを下に見てるかは謎ですが。

とにかくもう、山を駆け回ってる場合じゃないんですよ。

 

早速キスしてくれる相手を探さないと…

 

f:id:SENZILIFE:20200212235052j:image

◼まほちゃん。

当時僕が1番仲がよかった女の子はまほちゃんという名前の子でした。

まほちゃんと僕は親が共働きということもあり、2人とも夜遅くまで学童に預けられていました。

まほちゃんはとってもいい子でいつも僕を気にかけてくれていて、僕はそんなまほちゃんに対してキスするならまほちゃんがいいなぁと思っていました。

 

当時の僕はどうすればキスができるのかと本気で考え、学童の先生に聞いてみました。

 

「とうやくん、キスはね好きな人とじゃなきゃしちゃダメなのよ。」

 

よし、まほちゃんを愛そう。

 

そうと決まれば、即決断即実行するのが僕のいいところです。

 

その日のお昼寝の時間にまほちゃんの隣に寝て、

(今思えば狂気的な展開ですねこれ)

皆が寝静まるまで待っていました。

そしてまほちゃんの手を握り、起こします。

「ん…何とうや…??」目をしばしばしています。

「あのねまほちゃん好きだよ。」

「えぇー笑笑」

 

突然のキス。

 

何してるんでしょう。

何を書いているのでしょう。私は。

こんな仕事帰りに。

 

一方的に好きと伝えて、返答を待たずにキスをするとか頭おかしいんじゃないですかね当時の僕は。

結局このキス(?)もあってか、僕はまほちゃんと小学4年生位まで付き合ったと思います。

付き合ったと言っても2人で出かけに行く程度ですが。そんなまほちゃんも今じゃ家系ラーメン屋の店主からキャバ嬢とかやってるので凄いですよね。(そっちの方を書けよ)