どうも千時Lifeのとうやです。
この前ですね。Twitterでどのお話聞きたい??っていうアンケートを撮った結果なんとこのお話が1位を取りましたので書いていこうと思います。(パチパチパチ)
これは僕のヤバい話がかなり渋滞を起こしている中学生時代の頃の話ですね。
この時は巷ではクローズZEROが大流行しており、当時の中学生達はその熱に当てられてみんなクソヤンキーになっていました。
そんな激動の厨二時代を生き抜いた僕の話です。
何となくこのお話は鬼束ちひろの月光を聞きながら読むことをオススメします。すごい壮大なるので是非お楽しみ下さい。
僕の中学時代にかかせないのは
なんたって矢島くん(仮名)でしょ。(笑)
彼は本当に金さえ払えばなんだってやってくれる、ガッツ隊長もビビる傭兵みたいな男でした。
矢島くんにはおおよそ危機感というものがなく、命の危険をかえりみずに報酬さえ与えれば必ず実行するという。ヤンキーとはまた別種の問題児でした。彼の功績をあげるだけでも記事がもう二、三本かけてしまう程のキャラの濃さでしたがここでは一旦割愛としておきましょう。
これは僕達が中学生の頃、キノコと呼ばれているいじられキャラの男の子の鞄からエロ本を見つけた事からこの物語は始まります。
すこし校則が厳しい学校であったので、授業に関係ない持ち物ましてやエロ本なんかを学校に持ってくるなんて当然ご法度でしたが、何をとち狂ったのかキノコはこっそりと兄から盗み出したエロ本を学校に持ってきておりました。
キノコはむっつりスケベの気質があり、テストを集める時、何故か机がベットベトに濡れていた事件を起こし
お前テスト中なにしてたの???
ってナチュラルに挙動がおかしい問題人物でした
■お前これが何だか解るか?
事件は理科の実験でガスバーナーを使った時に起こりました、僕と矢島君は同じチームで真面目系な女の子を盾にこっそりと話していました。
すると矢島君がニヤニヤしながらエロ本を取り出すのです。
僕「お前!それって」
矢島「キノコの鞄に入ってたww」
キノコは僕達とは違うチームの少し離れた席に座っています。
矢島君はキノコにそのエロ本を無言で見せつけます。
理科の先生は大変怖い先生で少しでも騒ぐもんなら廊下に首根っこ掴まれて放り出されるめちゃくちゃめんどくさい人でした。
クローズZERO憧れてるのに誰も問題起こさないの可愛いですよね(笑)
矢島君が小声で「お前これが何だか解るか?」
とニヤニヤキノコに見せます。
キノコの表情はみるみる青ざめていき
(ちょー)と声をかけそうになった瞬間
先生が公式を書き終わりこちらを見渡します。
動けないキノコ
ニヤける矢島
どエロいエロ本
また黒板に公式を描き始める教師
なんかドラマの24見たになってきましたがここで矢島が暴挙にでるのです。
■燃やすか。
矢島「これアイツの目の前で燃やしたら笑えるよな(笑)」
悪魔かな?????
ただでさえ僕達に学校にエロ本を持ってきていることがバレて死にたい状況なのに更に火をつけて追い詰めようと言うのです。さすがにこれには僕も
僕「いきなり燃やすのは危ないから、細かくちぎりながら徐々に燃やしていこう(真剣)」
バカかな????
そうなんです、当時の僕は変な所が真面目で、え?そこ違くない??って常人なら気づくことも気づかないタイプの人間でした。
「それはそうだ」と矢島君はページを細かくちぎりながら端からもやしていきます。
エロ本を燃やす為に生まれてきた訳じゃないだろうに、こんな物のために生まれたんじゃないってガスバーナーから鬼束ちひろさんみたいなセリフが聞こえて来そうですが僕らは一心不乱にエロ本をちぎり燃やし行き始めました。
エロ本をちぎる度にキノコがガサッと少し立ち
理科の先生に「どうした??キノコ???」と呼び止められ「いぇ…」とか言いながら座り始めます。
矢島くんはとにかくキノコを弄りたい。
僕はエロ本をどうすれば先生にバレずに燃やしきるか自分を試したい
という奇跡のwin-winの関係でこの共同プロジェクトは進行されていきました。
細かく切れ端になったエロ本はガスバーナーの青い灼熱に熱され、少しの火花をあげると先端から灰になっていきます。まるで生命の誕生そして死を輪廻転生を繰り返す業のようなその光景に僕は身を震わせながらエロ本をもやしていきます。
先生から僕達を守る盾となってもらってる女の子達も嫌な予感を察したのか1度もこちらを振り向きません。まるで振り向いたら負けのようだと思っているようでした。
■火の鳥
そして終劇は突然来ます。
キノコが立ったのです。
理科の先生は驚きました。僕も驚きました。
キノコ!!お前!!
先生「キノコ…どうした??」
キノコ「いや!あの、いや!!!!」
エロ本を持ってきたなんて言えません。
いきなり授業中に立って挙動不審な発言を繰り返すキノコに怒りの沸点がドアの段差ほど低い先生はぶちギレました。
先生「おい、お前座れ。」
キノコ「いやでも!とうやくんが」
え、俺??????
巻き込むなや
先生「お前ちょっとこい」
キノコが先生に首根っこを掴まれて外に連れていかれます。
バイバイキノコ…🥺
その時
「アッツ……!!」と矢島君が
先生がキノコを連れようと夢中になっている中、焼却を焦りちぎらずに直接エロ本を炙ってしまったのです。
凄いですねエロ本を炙るって表現、もう二度と使いませんよ、こんなアホな日本語。
両ページ開いたエロ本が鳥のように空を羽ばたきます。しかもそのページは漫画の神様手塚治虫が残した普及の名作「火の鳥」の如く神々しく燃えています。
突如どして、教室のど真ん中でまい起こった小火災に先生は一瞬目を丸くして、キノコの首根っこ掴みなながら
「矢島ぁぁぁぁ!!!!」
と叫びました。つい腕に力が入ってしまい。キノコの首が締まります。
キノコ「先生!先生!!センセイ首!!!!」
これが世にいうキノコエロ放火事件の全容です。
キノコが別に炎上させた訳じゃないのに、サラッとキノコが学校にエロ本持ち込んでたのバレて可愛そ過ぎですよね(笑)
PS.誰も怪我しなくて良かった。
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