会話に困った時に使える!'架空の友人'の千字ストーリー

昔話、日々の変化、思い出話、友人からの噂話、そんなのをまとめておきます。この話はおもに友人から聞いた小話として合コンやアイスブレイク、気まずいあの子との2人きりの時間とかに使って下さい。

【物理】浮かれて黒いセダンに突撃してしまった話

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どうも千字Lifeのとうやです。

今日は車で事故った話をしよと思います。

 

かなり苦い思い出だね。

だって事故よ事故??

勿論、両親や女の子、事故った相手、アクサダイレクトさんにも多大なる迷惑掛けたからね。

まぁ、もう時効かなと思って語っていくぅ

 

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◼花束

これは僕が大学4年の頃の話なんですけど

ゼミの最後の登校日になるってことでゼミの先生に花束を買いました。そしたら花屋のお姉さんに

 

「お兄ちゃん後、500円出してくれたら花束もう一つおまけするよ」って言われて。

 

は?お得やんって花束を2つ購入したら。

 

誰も貰ってくれなかったんだよね。

 

見事に1個余って、

まぁそうだよね。

ゼミの皆に「花束1つ買ってきて言われて」2つ買ってきたらそれは余るよね。

誰かしら貰ってくれるってタカをくくってましたよ。

 

◼大雨

しかも運が悪い事にその日は大雨で花束をびしょびしょになった男の子が持って帰るという状態で周りから見たらどう見ても

 

なんかあった人だよね。

 

電車で最寄り駅着いて駐車場にあった車に着くと、そこに1本の電話が…

 

地元の同級生のFさんでした。

 

Fさんはクールビューティなタイプの人でそんな絡んだことはないんですが、最寄り駅が一緒ってことでお互いたまにすれ違う程度の仲でした

 

F「ごめんとうや君、もし良かったらでいいんだけど車に乗せて貰えたりする?」

 

外はこの大雨です。傘1本じゃ心もとないのは当然のこと。

僕は二つ返事で承諾し車の中でしばらく待ってることにしました。

 

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◼びしょ濡れのFさん

つい運転席でうたた寝をしているとトントンと助手席の扉が叩かれる音と共に眠りから覚めました。

そこにはびしょ濡れのFさん。

白いワンピースが雨に濡れてめちゃくちゃ危うい状態になっていましたが

 

ふと彼女は助手席に積まれた花束を見て「何これ?」と呟きました。

 

僕は何となく「いや、Fも大学卒業だし、何となく渡そうかなぁと思って。」

 

なんでそんな嘘ついたん????

 

これは僕の一生の後悔なんですが、

よりよっていつも冷静沈着で僕に対してゴミを見るような目線がオートなFさんに対してなんでこんな無意味な嘘を着いたんだろう。

 

しかも嘘の内容が童貞過ぎませんか??

突然彼氏でもない男から花束を渡されたら気持ち悪いですよね???

僕もそう思いますよ。

 

するとFさんは「ふーん」と無表情のまま、花束をどかし助手席に座ると窓を見ながら

まぁ、ありがとと呟きました。

 

は???なんでそっぽ向いてん???

もしかして俺の花束でちょっと動揺したん??

え?なんか耳赤くなってない???

ガシャン!!

 

は?

 

なんとエンジンを掛けながら僕がFさんをガン見してるうちに車が前進していて前の黒セダンに衝突してました。

終わったーーーー

 

突発的にブーーーーとクラクションがなり

前の車から単発の黒い服を着た明らか

やんちゃしてるだろって男の人が出てきました。

 

男「てめぇ!ふざけんじゃねぇぞ!!」

僕「怪我はなかったですか??」

男「ねぇよ!!どうしてんくれんだ!!」

僕「け、警察を呼びます!!」

男「…は??」

 

僕「は????」

男「示談だ示談!示談金よこせよ!」

なにやら警察は呼んで欲しくない様子でした。

なんでやろうなぁ

僕「いや、それなら保険会社に電話をするんで、電話番号教えて貰っていいですか?」

男「は??あぁ…まぁいいや、お前の免許証も写メらせて貰うからな。」

僕「あ、まぁいいすけど。保険会社にも送るんで車の傷も写メりますね」

男「………おう」

僕『????????』

 

幸い車の傷は薄い亀裂が一本伸びている程度で僕の車は無傷でした。

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◼繋がらない電話、謎の黒いセダン

車の傷も写メって家に帰り、保険会社に連絡をするとその黒いセダンの人とは『何故か連絡が付かない』とのことで対応ができないとの事でした。

 

その後も、半年に及び、保険会社が連絡をしてくれていたんですが結局繋がらず。

 

何故あの車は修理に出せないのか。

そもそもあの車はあの男の人のものなのか。

それかあの車の中には他人に見せられないものが入っているのか。

色々謎のまま僕は保険を使わず結果合法的に踏み倒してしまいました。

 

一方Fさんですが、あんな事故でも「大丈夫だった??」と全く動じずにいてくれて、家に送り届けた後。

何故かFacebookメッセンジャーで話があると連絡を受けて中身を見ると

スマホをとうや君の車の中に忘れたからこれから届けて欲しい』との事でした。

 

えぇ?マジで。

 

今日はここまでにしときます。

海老で鯛を釣るとはこのことですね。

途中で事故りましたけど続きはいずれ書きます。

ではまた。