どうもどうも千字Lifeのとうやです。
今日は小学生の頃にクラス内で流行した『クラス内通貨』についてお話したいと思います。
◼クラス内通貨って?
原理は地域通貨と同じで、そのクラスにのみ使用可能な通貨の事です。
余りにもクラスが荒れていたので当時の担任のスケキヨ先生が導入しました。
おっちゃんのスケキヨ先生はとても絵が上手で、可愛いオリジナルキャラクタースケキヨ君を使い
「10スケキヨ札」「100スケキヨ札」など最大1万スケキヨ札までスケキヨ札を発行しクラス内に配りました。
テストでいい点数を取ったら、スケキヨ先生のお手伝いや何か褒められる事をしたらこのスケキヨ札が贈呈されます。スケキヨ札では落し物を購入したり、先生オリジナルの謎のキャラクターと交換したり色々な特典がついていました。
◼徐々に浸透するスケキヨ通貨
初めは皆、スケキヨ札欲しさに花壇の花に水を上げたり、掃除を人一倍頑張ったり、当時市内1荒れていた小学校が徐々に改善していきましたが、もっと効率よくスケキヨ通貨を手に入れたいと考えた生徒が一人いました。そう僕です。
◼これって賭博なんじゃ…
どうすればスケキヨ通貨をもっと効率よく集められるか考えた僕はサイコロを使ったゲームを考えました。
参加料は一人100スケキヨ、6人で遊ぶゲームです。
ルールは簡単で僕がサイコロを振るのでどの数が出るかを皆に予想をして貰います。
6人で1~6の数字を各自予想して貰い、※数字のダブりは禁止です。当たった人には皆から貰った600スケキヨの内400スケキヨを渡します。
サイコロの数を当てるだけで4倍ものスケキヨ札を手に入れられるなんて!!と一時大人気になりましたがとうとう勘のいい子が「とうやだけ毎回儲かってるのはズルい!!」とつっかかって来ました。
(これだから勘のいいガキは嫌いだ)
◼事態は望まぬ方向へ
こんな事もあろうと僕は毎回皆から巻き上げている200スケキヨの内100スケキヨをガキ大将にプレゼントすることによってそのサイコロゲームのボディーガードを行って貰いました。
ガキ大将のお膝元安定的な収入を得た僕はその後は投資家として隠居生活を行いますが。
ガキ大将は自らサイコロを振り、夜な夜なクラスで「スケキヨ賭博」に明け暮れるようになりました。
また、当時はソシャゲなどはなかったのですが、そういったギャンブル性の高さに何人もの同級生がスケキヨ札を盗んだり、恐喝をしたりなど。
元々荒れていたクラスが今度はスケキヨ札を中心に再び荒れ始めました。
◼学校って本当に小さな世界なんだなぁ
事態を重く見たスケキヨ先生はスケキヨ札の発行を中止しスケキヨ札が受けられる全てのサービスを停止しました。
これを受けてクラス内で大暴動が勃発しましたが。次第に鎮火しました。
僕はこの経験で賭博をやってる人がなんでいつも怖い人を連れてるんだろ…とか一度金持ちになるとその後ずっとサイドビジネスだけでなんとかなるなぁ…とか先生(国)の気分やクラス内のイベントにやってスケキヨ札がインフレ・デフレが起きるんだなぁ…
などの社会に出てもかなり役に立つ感覚を学ぶ事ができたと思います。
よく、子どもが行った善意をポイント制にしてはいけないという考えもありますが、どうせ世の中に出たらすべからくポイント制なのでこういった仮想通貨を早い段階で学ばされるのもいいのではないかと思いました。(今日真面目だなぁ…)