どうもどうも千字Lifeのとうやです。
実は私はダンスが趣味だったりします。
よくダンスやってると言うと
「へぇーすごい!回ってみてよ!」
と言われますが回れません。
種類が違うのです、種類というかジャンルが
よく勘違いされやすいのが、
『ダンサー = 全員回れる』
こういった誤解がよくあります。
なんですか『全員回れる』ってアウトレイジですか。
回れるのはブレイクダンスを得意にしてる人だったり、その他アクロバットや新体操などをやってる人だけです。
私はヒップホップダンスのみをやっていました。
なんだよヒップホップって何が出来るんだよ
って思う方もいると思いますが、要は
EXILE思っていただければ大丈夫です。
※厳密にはこれもまた違います。
EXILEは回りません、回るのはオカザエルだけです。
すみません、少し前置きが長くなりましたが
今回はそのヒップホップダンサーにとって欠かせない必須アイテム!
『ダボダボのズボン』
自分のウエストをはるかに上回るサイズを着こなすにあたってベルトは必須アイテムですが
このベルトを忘れてしまったら
ダンサーはどうなるか。
今日はそこを話していこうと思います。
出典:http://osare-channel.blog.jp/archives/56521819.html
◼なんであんなダボダボなの?
ダボダボのズボンといえばダンサーのスタンダードアイテムのひとつですが、何故ダボダボなのかは正直僕にもよく分かりません。
一説には
貧困街出身の黒人の子ども達が大人になっても使える様、
大きなサイズの服をよく着ていた
という話がとても有名ですが本当のところはわかりません。
ちなみに、このズボンはめちゃくちゃダボダボなのでダンサーが着用する際はベルトが必須となります。
ベルトを付けずに踊ると
一瞬でスボンが客席に吹き飛びます。
◼伝説を生きる男「イッチ」
イッチは僕と同じヒップホップダンスチームのメンバーでした。
あれは僕達が中学二年生の頃、横浜のとあるクラブイベントに参加した時の話です。
本場直前の控え室でイッチはベルトを忘れた事に気づきます。
イッチはポーカーフェイスの寡黙な少年で、ずれ落ちるダボダボのズボンを履くとバックの中からPSPの充電コードを取り出し腰に充電コードをぐるぐると巻き始めました。
正気かいイッチ…
◼“事故”る奴は…“不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまったんだよ…
隣にコンセントを巻いた状態の男が激しく踊っている。
この特殊なシチュエーションに僕は何度も吹き出しそうになりながらも必死で踊りきりました。
観客先からはイッチが遠すぎて、コンセントをまいて踊っていることには誰も気づいていません。そういった状況の一つ一つが僕を苦しめます。
ダンスも終盤にさしかかりこれでようやく解放されるそう思った時、
よせばいいのに
イッチは突如としアドリブでブレイクダンスを踊り始めました。
そう、ヒップホッパーのくせにです。
そしておもいっきし両足をを客席に向かい広げた際に
凄まじい炸裂音と共にイッチのズボンの股がビリビリと裂けました。
ただでさえギリギリの状況なのに
僕はチームメイトに一気に追い詰められました。
会場中どよめきが走りましたが、
イッチも何事もなかったかのように。
すっと立ち上がると決めのポーズを取ります。
この時の彼の表情は真顔でした。
音楽が終わり、舞台袖からMCがやって来て
「Yo 君なんでコンセント巻いてんの?w」
と腰からはえてるイッチのコンセントをおもいっきし引っ張った時、
彼の全てが終わりました。
僕は余りの光景に視線を外しましたが、コンセントが緩み、股間が破けたズボンが落ちると共にイッチも膝から崩れ落ちました。
■伝説のその後
数年後にイッチが「ヒップホップをやめてブレイクダンスチームを立ち上げた」という噂を聞いたのはまた別の話です。
常に劣等感を抱えてこそヒップホップと言いますが、これはなんでしょう
絶対違うと思います。
また、機会があればダンスの話でも。
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